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『ヘルタースケルター』ロンドン映画祭での上映は各回売り切れ!蜷川実花監督も登場!

『ヘルタースケルター』ロンドン映画祭での上映は各回売り切れ!蜷川実花監督も登場!
ロンドン映画祭に出席した蜷川実花監督 - Photo:Yukari Yamaguchi

 現地時間12日、第56回ロンドン映画祭で『ヘルタースケルター』が上映された。早々にチケットが売り切れとなった満席の会場で、上映後のティーチインに蜷川実花監督が登壇し、自作の解説のみならず、日本の業界内部から文化までイギリスの観客に説明した。ちなみに10日の上映回も満席になるなど、イギリスの観客の本作へ対する注目度は高かったようだ。

 全身整形してスターとなった女性・りりこを主人公とした本作について、蜷川監督は「周りからドキュメンタリーじゃないかと言われるくらい、日本の業界では普通のことです」とコメント。「ここまで整形している人はいないにしても、取り囲む環境はとても似ている」といい、写真家として、ファッション・広告業界の表も裏も見てきたからこそ伝えられるメッセージを込めたと明かした。

 濡れ場もこなした主演の沢尻エリカに関しては「日本ではスキャンダラスな女優さんだと思われていて、この役とかぶるところがあったと思うので、この役ができるのは彼女しかいないと思っていました」と抜てきの理由を語る。またテーマ曲を浜崎あゆみに依頼したのも「(浜崎は)日本の有名なアーティストで、消費されていくほどのものすごく人気があって、りりこのイメージと重ねられる」からだという。

 りりこのキャラクターを表す衣装や部屋のインテリアも見どころの本作。さまざまなもので装飾された部屋の中で、特にイギリス人の目を引いたのは額に飾られたキリストの絵だったよう。

 そのことについて問われると蜷川監督は「(日本では宗教的な図柄を)ただのイメージとして使っている人も多いです」と日本では宗教へのこだわりが少なく、結婚式を教会でした人が葬式は寺でするということも普通だと説明。さらに「今回の映画では東京を表現したかった。それでいろいろなものが置いてある部屋になっています」と本作の隠されたテーマも明かした。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)


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