シネマトゥデイ

シネマトゥデイ

バレエ界の頂点を目指すために世界中のバレエ少年、少女が参加する大会とは?(1/2)

バレエ界の頂点を目指すために世界中のバレエ少年、少女が参加する大会とは?
ベス・カーグマン監督

 昨年のトロント国際映画祭に出品された話題のドキュメンタリー映画『ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ!』について、ベス・カーグマン監督が語った。

 同作は、名門バレエスクールやプロのバレエダンサーを夢見る5000人を超える少年、少女の応募者が、毎年ユース・アメリカ・グランプリを目指して世界各地で激しい予選を勝ち抜き、本大会となるニューヨークの最終選考会に参加していく。その中には、バレエの才能ある少年アラン、両親を失ったアフリカ出身のミケーラ、日本人の教育ママを持つミコなど個性的で、チャーミングなダンサー達が家族に支えられながら、素晴らしいダンスを本大会で披露していくというドキュメンタリー作品。

 まず、ユース・アメリカ・グランプリについて「このユース・アメリカ・グランプリの予選は世界中で行われていて、アジア区域の参加者は大阪大会に参加しているの。その大阪大会は日本人だけでなく、韓国や中国から来るダンサーもいて、およそ500人くらいのダンサーが参加する大規模な大会なの」と説明した。

 そんなダンサーの中には、日本人の母親を持つ日系イギリス人ダンサー、ミコがいて、彼女の母親の教育が日本人のメンタリティーを象徴している。「アメリカの観点から見ると、彼女の母親は少し教育ママ過ぎるところがうかがえるけれど、彼女の母親はすごく愛情のある女性よ。もともと、彼女の母親はコンサート・ピアニストとして、毎日4、5時間も練習していたらしいわ。だから、そんな練習方法が娘ミコにも生かされていると思うの。それに、どこか日本の文化には、規律をもって長い時間自分を捧げることで、成功しようとするメンタリティーが植え付けられている気もするわ」と、ミコの練習方法に驚かされたそうだが、最終的には母親ではなく、娘ミコの意思でダンスしていることを理解してほしいと明かした。

 次に、西アフリカのシエラレオネ共和国で生まれたダンサー、ミケーラは、3歳の時に両親を失い、4歳の時にはアメリカ、ニュージャージー州のユダヤ人夫婦の養子となった。「彼女はそんな環境で育ったせいか、初めはすごくシャイな女の子だったの。特に彼女のプライベートや過去のことをオープンに話してもらえるほど信頼を得るまで、数か月の時間がかかったわ。彼女の人生自体が、まるで一本の映画になるくらい、すごいストーリーなの。でも、そんな内戦のあったアフリカで育った彼女は、怪我にも負けないくらいの、強く生き抜いていく精神を持っているわ」と教えてくれた。


【関連情報】

楽天市場

ブログなどをご利用の方は以下のURLをトラックバックURLとして指定してください。

[PR]
おすすめ特集
映画アクセスランキング
  • Loading...
»もっとランキングを見る«
楽天市場
スポンサード リンク
  1. 記事
  2. 2012年
  3. 11月
  4. 26日
  5. バレエ界の頂点を目指すために世界中のバレエ少年、少女が参加する大会とは?