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黒澤映画を支えた94歳の名脚本家・橋本忍が、女優・若尾文子と共に山梨文学シネマアワードを受賞!

 女優の若尾文子と脚本家の橋本忍が、輝かしいキャリアを持つ映画人や文化人を表彰することを目的に開催された「山梨文学シネマアワード2013」で、映画史に歴史的な偉業をなした先輩に深い感謝の気持ちを贈るリヤドロ・グランド・マスタークラス・アワードを受賞した。31日、山梨県甲府市の湯村温泉郷・常磐ホテルで授賞式が行われた。

 『羅生門』『七人の侍』といった黒澤明監督作品など、映画史に残る数々の傑作を手掛けた日本映画界の生きる伝説・橋本は御年94歳。残念ながら、寒い時期の外出は体に障るとの医者の忠告により、この日の授賞式の出席はかなわなかったが、その代わりに、観客全員に橋本の自伝「複眼の映像 私と黒澤明」の直筆サイン本と、この日のために執筆したというショートエッセイ「武蔵から甲斐への裏道」が配布された。

 一方、もう一人の受賞者である若尾は、共に数々の傑作映画を生み出した甲府市出身の鬼才、故・増村保造監督をしのび、「増村さんはわたしにとって特別な人です」とコメントし、その瞳を涙で潤ませた。

 この日の授賞式には、若尾のほか、マスタークラス・アワードを受賞した映画プロデューサーの奥山和由、俳優、映画監督の竹中直人、映画監督の高橋伴明、女優の高橋惠子、クリスタル・アワードを受賞した映像制作集団の空族らが出席した。会場となった常盤ホテルは、井伏鱒二ほか多くの作家たちに愛されてきた由緒正しき場所。受賞者には、世界的に有名なスペインのアートブランド、リヤドロのトロフィーが授与された。(取材・文:壬生智裕)

「山梨文学シネマアワード2013」は山梨県湯村温泉郷にて2月1日まで開催


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