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『チェ』の副作用で娯楽作?スティーヴン・ソダーバーグ監督新作『サイド・エフェクツ』【第63回ベルリン国際映画祭】

『チェ』の副作用で娯楽作?スティーヴン・ソダーバーグ監督新作『サイド・エフェクツ』
ベルリン映画祭に出席した『サイド・エフェクツ(原題)』のジュード・ロウとルーニー・マーラ - Pascal Le Segretain / Getty Images

 第63回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品されている映画『サイド・エフェクツ(原題) / Side Effects』の会見が行われ、スティーヴン・ソダーバーグ監督、出演のジュード・ロウとルーニー・マーラ、脚本家のスコット・Z・バーンズが出席した。

 本作は、患者(ルーニー)が起こした事件に巻き込まれる精神科医(ジュード)を主人公にした物語。『マジック・マイク(原題) / Magic Mike』に続いてのソダーバーグ作品出演となるチャニング・テイタムが、ルーニーの夫を演じる。豪華俳優陣をソダーバーグ監督のスタイリッシュな映像で見せる本作は、コンペ部門の中で華やかさでは一番といえるだろう。

 ルーニーにはキャサリン・ゼタ・ジョーンズとのアッと驚くシーンもあるが、バーンズは「それは僕の責任だ(笑)。この映画では全てが覆される。タイトルのサイド・エフェクツ(副作用)にしてもそうだしね。この二人の関係も、まさかと思うようなものにしたんだ」と狙いを説明。

 ソダーバーグ監督は「『チェ』(『チェ 28歳の革命』『チェ 39歳 別れの手紙』)を撮ったことが、僕を楽しいものに向かわせているよ」とこのところ娯楽性の強い映画が続いている理由を明かした。

 主人公の医師が処方する薬の副作用が本作のキーとなっていて、不眠といえば睡眠薬、不安といえば安定剤と、何でも薬で解決する欧米の文化を象徴するところもある。だがジュードは「僕は、痛み止めみたいなものさえ飲まないんだ。だから、あまりよくわからないんだけどね」と語るなど、映画の登場人物たちとは別のライフスタイルを送っているようだった。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)

第63回ベルリン国際映画祭は17日まで開催


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