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まさに今年はイップ・マンイヤー!『イップ・マン ザ・ファイナル・ファイト』も観客からアツい支持!

まさに今年はイップ・マンイヤー!『イップ・マン ザ・ファイナル・ファイト』も観客からアツい支持!
ハーマン・ヤウ監督 - 写真:中山治美

  イタリアで開催された第15回ウディネ・ファーイースト映画祭で、観客賞第3位に選ばれた香港映画『イップ・マン ザ・ファイナル・ファイト(英題) / IP MAN THE FINAL FIGHT』のハーマン・ヤウ監督と脚本家のエリカ・リーがトークセッションを行った。

 同作品はブルース・リーの師として知られる中国武術「詠春拳」の達人イップ・マンが主人公。ヤウ監督は『イップ・マン 誕生』(2010)で彼の青春時代を描いたが、今回は中国から香港へ移り住んでからの老年期を息子の視点から見つめる。中国・横店で1950年代の香港を再現したセットも見どころだ。

 主演はジョニー・トー監督作でもお馴染みの香港俳優アンソニー・ウォンで、51歳にして見事なカンフーを披露している。ヤウ監督によるとウォンの起用は「彼とはもう40年来の友人。この企画を話したら、脚本を読む前に快諾してくれた」という。さらに同じく香港映画界の重鎮エリック・ツァン(60歳!)との大御所バトルもあれば、ラストでブルース・リーも登場と、香港映画ファンを狂気乱舞させるシーンが満載だ。

 もっとも今年は、トニー・レオンがイップ・マンを熱演する『グランド・マスター』(ウォン・カーワイ監督、5月31日公開)もあれば、アクション俳優ドニー・イェンも『イップ・マン』シリーズの3作目を製作中と、まさにイップ・マン・イヤーとなっている。

 これだけ製作が後を絶たないのは、「私たちにとっては、『スパイダーマン』や『ハリー・ポッター』シリーズのようなヒーローだから」とヤウ監督は言う。一方リーは、「今回は息子さんにリサーチをし、別角度からイップ・マンの人生を描いた」と語り、他作品とのライバル心をチラリとのぞかせていた。

 さらに現地記者からは娯楽映画の職人たるヤウ監督に「ブルース・リーの映画をどう思うか?」という質問もあった。ヤウ監督は「彼のファンは世界中にいるからなぁ。下手な事を言ったら殺されるから勘弁して」とちゃめっ気たっぷりに答えて、その場をしのいでいた。(取材・文:中山治美)


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