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カツラは禁止?役者が地毛でちょんまげを結う「タイムスクープハンター」の裏側

カツラは禁止?役者が地毛でちょんまげを結う「タイムスクープハンター」の裏側
ティーチインを行った平賀大介、中尾浩之監督、下田大樹

 2008年の放送開始以来、熱狂的ファンを持つNHKの歴史教養番組「タイムスクープハンター」を映画化した『劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日』の公開記念ティーチインが14日、都内で行われ、テレビシリーズから劇場版までの全エピソードの脚本・監督を務めてきた中尾浩之監督、平賀大介プロデューサー、テレビシリーズの統括、下田大樹プロデューサーが登壇した。

 未来の通信社の記者=時空ジャーナリストが、教科書に載らない名もなき人々に密着して歴史の真実に迫るさまを、ドキュメンタリータッチの映像で映し出す同シリーズ。中尾監督は「若い人がザッピングしているときに、どうやったらチャンネルを止めてくれるか考えながらやってきた。歴史物をハプニング的なもの、これは放送事故じゃないかって(勘違いさせるような)ギリギリのところまでリアルに再現して作るのが狙い」と明かす。

 その一環として、時代ものでありながら、カツラでなく役者の地毛に直接カミソリを入れ、ちょんまげといった当時の髪型をリアルに再現するというユニークなこだわりも実践。平賀によれば「出演者は、撮影後2、3か月は他の仕事ができない。他の作品に出るときは逆にカツラを着けて出演するほど」と言い、中尾監督も「コンビニで会うと髪型が落ち武者状態で近寄り難いですよ」と役者たちの苦労に言及した。

 テレビシリーズでのテーマ探しに関しては、「歴史のマイナーな部分ばかりを研究する学者がいて、その方に面白いと思うものを教えてもらったりする」と明かした中尾監督。「資料の一文だけをピックアップし、自分たちが面白いと思うものを突き詰めるとネタが出てくる」とネタ探しの秘策も披露した。

 今後の展開に関して観客から「日本のものだけでなく海外のエピソードも取り上げてほしい」という要望が出たが、中尾監督は「お金の問題もありましてね。NHKにかかっています」と苦笑い。その場でプロデューサー陣に企画の実現を懇願するなど終始和やかな雰囲気で、観客との交流を楽しんでいた。(取材・文:名鹿祥史)

『劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日』は公開中


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