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日本で初めてモヒカンにした81歳の芸術家、“ボクシング・ペインティング”を生披露!

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“ボクシング・ペインティング”を生披露した篠原有司男
“ボクシング・ペインティング”を生披露した篠原有司男

 ボクシンググローブをキャンバスにたたきつけ絵を描く81歳の現代芸術家・篠原有司男(通称ギュウちゃん)が4日、池袋PARCO屋上「ソラパルコ」で開催された映画『キューティー&ボクサー』の特別試写会に来場し、生の“ボクシング・ペインティング”を披露した。この日はほかに、ギュウちゃんの妻である篠原乃り子、音楽を担当したサキソフォン奏者の清水靖晃、ザッカリー・ハインザーリング監督も来場した。

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 1960年に結成された伝説的芸術グループ、ネオダダイズム・オルガナイザーズの中心人物として知られるギュウちゃんは、“日本で初めてモヒカン刈りにした男”と呼ばれ、芸術家の故・岡本太郎さんから「ひたむきなベラボウさ」と激賞された反骨精神あふれる芸術家。80歳を超えた今でも、ニューヨークを拠点に、創作に人生をささげている。

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 本ドキュメンタリーでは、そんなやんちゃなギュウちゃんと、同じくアーティストの妻・乃り子の暮らしぶりに密着。共にアートに身をささげる夫婦であるが故に生まれる葛藤、嫉妬、失望、そして深い愛情、信頼などを描き出している。

 本作は、撮影者の気配をまったく感じさせずに、まるで夫婦の生活を観察しているかのような撮影方法が特色。撮影には5年かかったそうで、乃り子はその撮影の裏側を「この監督たちは5年間、毎週のようにうちに来ていた。最初のうちは彼らが来ると肩がこっていたけど、2年くらいたつとだんだんとなじんできた。彼らは家の中にある家電のような感じというか、洗濯機がもう一台増えたようなものよね」とユニークな表現で解説する。

 今回の試写会の会場となった「ソラパルコ」では、会場の白い壁に映画を上映。時折小雨がぱらつくあいにくの空模様となったが、ギュウちゃんは「ちょっぴり寒いよね。でも“ボクシング・ペインティング”をやれば温かくなるからね!」とエネルギッシュに呼び掛ける。トーク後は、墨汁を染み込ませたボクシンググローブをはめて、白い壁をボカスカとたたく“ボクシング・ペインティング”を披露。「人が見ていないと興奮しないんだよね」と語るギュウちゃんのパフォーマンスはオーディエンスの喝采を浴びていた。(取材・文:壬生智裕)

映画『キューティー&ボクサー』は12月21日より渋谷・シネマライズほか全国公開

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