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『壬生義士伝』中井貴一×原作・浅田次郎再び!「柘榴坂の仇討」映画化

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(左上から時計回りに)中井貴一、阿部寛、中村吉右衛門、広末涼子
(左上から時計回りに)中井貴一、阿部寛、中村吉右衛門、広末涼子

 「壬生義士伝」「鉄道員(ぽっぽや) 」など数々の作品が映画化されてきた人気作家・浅田次郎が2004年に発表した短編集「五郎治殿御始末」の一編「柘榴坂の仇討」(ざくろざかのあだうち)が映画化されることが明らかになった。主演は、映画『壬生義士伝』で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞に輝いた中井貴一。共演には阿部寛広末涼子、そして、1995年の『鬼平犯科帳』以来19年ぶりの映画出演となる歌舞伎役者の中村吉右衛門が名を連ねる。

 本作は、幕末から明治へと時代が移り変わる中で翻弄されながらも、武士として、人としての誇りと覚悟を持って命に向き合った人間たちを描いた物語。桜田門外で討たれた主君・井伊直弼(中村)の仇討ちの命を受けた主人公・志村金吾(中井)は13年の時を経て、俥引きの直吉として名を変えて生きながらえていた最後の仇・佐橋十兵衛(阿部)を探しだす。監督は『沈まぬ太陽』『ホワイトアウト』の若松節朗監督が務め、音楽は宮崎駿作品でもおなじみの久石譲が手掛ける。

 不器用ながらも武士としての矜持(きょうじ)を持ち続ける主人公・金吾を演じる中井は、「武士道の根幹である武士の忠義を貫き、不器用にも自らの誇りをかけて生き抜いた金吾。彼は家族と妻の大きな愛情に包まれ、その時代と向き合うべく必死に生き、そして、己の結末をつけます」と自身の役柄を説明。さらに「時代劇離れと言われる昨今、日本人が本来持っている本当の“こころ”の文化のようなものを力いっぱい注ぎ込んで、お客様に何かを感じていただけるような映画にできたら良いなと思っています」と意気込んだ。

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 一方、井伊を手にかけた後、負い目を感じながら俥引きとして生きる孤独な男・十兵衛役の阿部は、「久しぶりの時代劇で、身が引き締まる思いがしています。(十兵衛の)深い人間像をどこまで出せるか、難しい役ですがとても演じがいを感じています」とコメント。金吾の妻セツ役の広末は「本当に素晴らしい方々に囲まれ、女優として最高な現場を経験させていただいています。脚本と自分の気持ちに正直に演じきることができたら、間違いなく歴史に残る日本映画になる気持ちがしています」と自信をのぞかせた。

 映画は、先月上旬にクランクインし、今月中のクランクアップを予定している。(編集部・中山雄一朗)

映画『柘榴坂(ざくろさか)の仇討(あだうち)』は9月より全国公開

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