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シャイア・ラブーフが退場し、ラース・フォン・トリアー監督は欠席!過激描写が話題の映画会見で波乱【第64回ベルリン国際映画祭】

シャイア・ラブーフが退場し、ラース・フォン・トリアー監督は欠席!過激描写が話題の映画会見で波乱
退場するシャイア・ラブーフと笑うしかないステイシー・マーティン&ステラン・スカルスガルド - Photo:Yukari Yamaguchi

 第64回ベルリン国際映画祭でラース・フォン・トリアー監督映画『ニンフォマニアック vol.1(原題) / Nymphomaniac vol.1』ディレクターズカット版のワールドプレミア開催に伴い会見が行われたが、トリアー監督は不参加、出演のシャイア・ラブーフは途中退場という波乱が起きた。

 本作はすでにヨーロッパ各国で公開されているが、ディレクターズカットの無修正版は初公開。主人公は自らをニンフォマニア(色情狂)と言う女性で、全編にわたって過激な性描写シーンが多数登場する。

 会見前に行われた写真撮影には参加したトリアー監督だが、肝心の会見には不参加。写真撮影時は、カンヌ映画祭ロゴの下に「Persona Non Grata, Official Selection」と入ったTシャツ着用だった。ナチスを擁護するかのような発言をしてカンヌ映画祭から追放処分を受けたときのことをもじり、「ベルリン映画祭のオフィシャルセレクションには好ましくない人物」という自虐ギャグで会見不参加を表明したのかもしれない。

 道に倒れていた女性ジョー(シャルロット・ゲンズブール)が、彼女を助けた男性に語る「身の上話」を描いた本作は、ジョーの若き日を演じるステイシー・マーティンが実質的には主役となっている。監督不在の会見には、ステイシー、その父親役のクリスチャン・スレイター、身の上話の聞き役となるステラン・スカルスガルド、ジョーに夫を寝取られる妻役のユマ・サーマン、ジョーの最初の男役のシャイア、プロデューサーのルイーズ・ヴェスが参加した。

 だが、シャイアは「カモメが漁船を追いかけるのは、イワシが海にまかれると思っているからだ。ありがとう」とかつてマンチェスター・ユナイテッドのエリック・カントナが群がる報道陣への当てこすりに言った言葉をそのまま引用して、早々に席を立ってしまった。その後にクリスチャンが「脚本にはたくさんのイワシが出てきて」とフォローして会場を沸かせ、続けて本作出演について「安心できたよ。ラース監督は偽りがなく、本物で、感じやすい魂を持っている。(本作出演は)役者にとって素晴らしい贈り物だ」と語った。

 男性をハントする過程を釣りに例え、数学や音楽の定理まで出てくる本作は、ポルノを越えてコメディーともなっており、かつ、性と生を考えさせる。vol.1のラストはジョーの悲痛な言葉で絶妙に締めくくられている。エンディングロールではvol.2となるであろうシャルロットやウィレム・デフォーのクリップが流され、次作を大いに期待させる。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)

第64回ベルリン国際映画祭は16日まで開催


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