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「泣きの徳光和夫」の原点となった感動エピソードが、26年にわたる少女の夢の記録として映画に

「泣きの徳光和夫」の原点となった感動エピソードが、26年にわたる少女の夢の記録として映画に
本作への熱い思いを語った徳光和夫(左)と時田美昭

 アナウンサーの徳光和夫さんが、生放送中に初めて号泣したエピソードとして知られる「牛の卒業式」というローカルニュース。「泣きの徳光」の原点ともなったこのエピソードが、このたび映画にまとまり、ドキュメンタリー『夢は牛のお医者さん』として公開される。その試写会に出席した徳光さんは「涙や笑顔など、人の表情がこんなに輝いているのは見たことがありません。本作をぜひアカデミー賞に」と本作への熱い思いをあらわにしていた。

 1987年、「牛の卒業式」の短いリポートをまとめたテレビ局記者・時田美昭さんは、その後もエピソードの主人公・丸山知美さんを26年にわたって追い続け、「牛のお医者さんになりたい」という夢を抱いた少女が、苦労して夢を実現させ、獣医となり、母となっていく姿を映像に収めた。本作は、家族や地域の人々、農村の動物たちなど、さまざまな命とふれあう彼女の真摯な姿に圧倒される感動作だ。

 徳光さんは「テレビに関わったものとして、知美さんがまったくカメラを意識していないのが、憎いくらい自然体で素晴らしい。撮影の時田さんとの呼吸がいいんだね。夢を持つことの素晴らしさ、そして、人はいつも夢の途中だと教えてもらいました。悲しいときもうれしいときも、輝いている表情が素敵です」と絶賛。「ぼくはフリーになって、涙が収入につながることに気づいてしまい、いつでも泣けるようになってしまった。都会で汚れた人間はダメだね」と自戒も込める。

 この日は、本作を監督した時田さんも同席し「知美さんが『くじけそうなときに(ぼくが撮った)自分の姿を見直すと、またがんばろうと思える』といってくれたのはうれしかったですね。新潟だけではなく、東北の方々にもぜひ見てもらいたいんです」と、今回映画化した理由のひとつに、3.11の震災があったことも明かしていた。
(取材/岸田智)

映画『夢は牛のお医者さん』は3月29日より東京1館、新潟3館で公開 その後全国で順次


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