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「第二回 新・午前十時の映画祭」まもなく開幕!今年は初上映の邦画に注目

「第二回 新・午前十時の映画祭」まもなく開幕!今年は初上映の邦画に注目
映画『飢餓海峡』より - (C) 東映

 4月5日からスタートする「第二回 新・午前十時の映画祭 デジタルで甦る永遠の名作」で、昨年4月14日に90歳で逝去した故・三國連太郎さん主演の映画『飢餓海峡』(内田吐夢監督・1965)が上映される。晩年は『釣りバカ日誌』シリーズで演じたスーさんの温和なイメージが強いが、本作での迫真の演技に改めて“怪優”といわれた三國さんの唯一無二の存在の大きさを実感するに違いない。

 同作は、水上勉の同名小説を183分の大作に仕上げたサスペンス劇。予期せぬ形で罪を犯した主人公が名前を変えて新たな人生を歩むも、過去を知る女性の訪問でもくろみが狂う。日本版『レ・ミゼラブル』ともいえる内容で、三國さんは本作で第20回毎日映画コンクール男優主演賞を獲得。また、昨年7月に行われたお別れの会では、同作をモチーフにした海峡が、花々によって祭壇に造られるなど、三國さんを語る上で欠かせない作品だ。

 そのほかにも植木等主演の『ニッポン無責任時代』(1962)など、バラエティーに富んだ8本の邦画が初めてラインナップに加わった「第二回 新・午前十時の映画祭」。2010年に映画祭がスタートしたきっかけは洋画離れを食い止めたいということだったが、観客からは邦画上映の要望もあったという。今回、上映にはフィルムをデジタル変換し、各社の了承を得る必要があったが、1作につき約1,000万円の費用を映画祭側が負担することで実現にこぎ着けたという。

 映画祭プログラムディレクターの一般社団法人 映画演劇文化協会・武田和氏は、「洋画離れの問題も含めて、若い人に観てほしいですね。特に邦画の旧作は劇場で観る機会は今ほぼない。ぜひこの機会に、物は試しにと観ていただければ、新しい発見があるのではないか」と語る。

 またこのほど、前回の「新・午前十時の映画祭」(2013年4月6日~2014年3月21日、全国42劇場)の成績が発表され、観客動員数は39万1,505人、興行収入は3億7,874万3,900円を記録。今回は52劇場に拡大するだけでなく、その中には3月20日にグランドオープンした話題のTOHOシネマズ日本橋も含まれており、さらなる盛り上がりを期待できそうだ。(取材・文:中山治美)

「第二回 新・午前十時の映画祭 デジタルで甦る永遠の名作」は4月5日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国52劇場にて開催


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