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合作映画の魅力とは?世界を股に掛ける日本人女性プロデューサーが語る -ウディネ・ファーイースト映画祭

合作映画の魅力とは?世界を股に掛ける日本人女性プロデューサーが語る -ウディネ・ファーイースト映画祭
曽我満寿美プロデューサー

 イタリアで開催された第16回ウディネ・ファーイースト映画祭のプロデューサーワークショップに、今年は日本から曽我満寿美プロデューサーが参加した。曽我がプロデュースを務めた桃井かおり主演の日本・シンガポール・アメリカ合作短編『オー・ルーシー!(原題) / Oh Lucy!』(平柳敦子監督)は、今年のカンヌ国際映画祭シネフォンダシオン部門(学生映画部門)に選出。世界を股に掛けた活躍が期待されている。

 曽我は俳優・映画監督の故・塩屋俊さんのアシスタント・プロデューサーを6年間務めた。運命が変わったのは2011年で、東京フィルメックスが行っている人材育成プロジェクト「タレント・キャンパス・トーキョー」に参加してから。ここで平柳監督と出会い、また今回ウディネのワークショップで提案したフィリピンのジャヌス・ヴィクトリア監督の映画『Kodokushi-Escape to Summer-』と巡り合った。同映画は2013年のタレント・キャンパス・トーキョーで最優秀企画賞を受賞している。

 『Kodokushi-Escape to Summer-』は文字通り、社会問題化している孤独死をテーマに日本とフィリピンでの撮影を予定している。曽我は「重いテーマだが世界に広めたい、チャレンジしてみたい企画だった」という。ワークショップでは各々の企画をテーマに議論を重ねながら、欧州での合作を探っていた。

 曽我はほかにも、同じくタレント・キャンパスで知り合った中国人監督イアン・ウォン監督『ザ・デッドライン(原題) / The Deadline』(日本公開未定)のプロデュースも手掛けた。こちらは俳優・古舘寛治が出演した日本・フィリピン・中国・アメリカの合作。曽我は「合作はそれだけ公開できるマーケットが広がる。また桃井さんや古舘さんしかり、皆さんチャレンジできる機会を求めているのかなと思いました」と合作の可能性を力説した。

 今後は、ウディネのワークショップに参加した同じメンバーで今年10月に開催される釜山国際映画祭の企画マーケットに参加し、さらに『Kodokushi-Escape to Summer-』の企画に磨きをかけるという。実生活では3月末に、1年間務めていた広告代理店の契約を解除されるという崖っぷち状態だったそうだが、ウディネに続いてカンヌ、そして釜山にも参加することが決まり、曽我のプロデューサー人生に追い風が吹いてきたようだ。(取材・文:中山治美)


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