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母がテロリストと呼ばれ…女性革命家の娘たちを追ったドキュメンタリー予告編公開

母がテロリストと呼ばれ…女性革命家の娘たちを追ったドキュメンタリー予告編公開
映画『革命の子どもたち』より - (C) Transmission Films 2011

 革命家として、そして悪名高きテロリストとして世界中に名を知られた二人の女性と、その娘たちの実像に迫るドキュメンタリー映画『革命の子どもたち』の予告編が公開された。国籍も名前も変えて生きねばならなかった娘たちの人生が、当時の報道や関係者へのインタビュー映像とともにつづられる。

 1968年、ベトナム戦争で行われた虐殺に反対の声を上げ、それぞれ日本赤軍とドイツ赤軍を率いた重信房子とウルリケ・マインホフ。本作は、そんな二人の娘として生まれ、激動の人生を過ごしたジャーナリストの重信メイと、ベティーナ・ロールが、苦難の幼年期を振り返りながら、母の生きざまを独自の視点から探る姿を追う。

 時には母親と共に逃げ、誘拐までされるなど、壮絶な幼年期を過ごしてきたというメイとベティーナ。予告編では、現代を生きる彼女たちの姿が、房子とウルリケ、そして激動の時代を映した当時のニュース映像とともに映し出される。母親の活動ゆえに自身も命を狙われ、「暗殺される危険がありました」と当時を振り返るメイの証言は、彼女がたたずむ、一見平和そのものの現代の風景と相まって、より衝撃的に映る。

 母について「母親になるべきではなかったのかも」というベティーナと、「いつでも尊敬してた。誇りに思ってた」と涙ながらに語るメイ。かつて抗議の精神を持って行動した若者たちと、その子が吐露する複雑な思いを通して、民主主義や平和とは何かを考えさせられる一本となりそうだ。

 本作を手掛けたシェーン・オサリヴァン監督は、日本公開にあたり「1960年代後半に日本で強まった抗議の精神について、またそのエネルギーがどこに消え去ってしまったのかを、日本の若い世代が考える助けになればと望んでいます。そして重信の物語から得られた教訓が、今日の日本に政治的能動主義の新たな波を引き起こしてくれたらと思います」と語っている。(編集部・入倉功一)

映画『革命の子どもたち』は7月5日よりテアトル新宿ほか全国順次上映


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