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「ジブリの立体建造物展」開幕!その正確さに建築家も賛辞

「ジブリの立体建造物展」開幕!その正確さに建築家も賛辞
『千と千尋の神隠し』の舞台となる「油屋」の立体造形物

 スタジオジブリ作品に登場する建造物に着目した特別展「ジブリの立体建造物展」が10日、東京・江戸東京たてもの園で開幕し、建築史家・建築家の藤森照信氏がジブリ作品に登場する建造物の魅力を語った。

 そもそも専門家の目でジブリ作品の建物を分析することで「宮崎駿の絵のうそを暴こう」と始まったという本催しだが、藤森氏は「作品の中の建物をしげしげ見て、(初見の時は)気づかなかったこと、知らなかったことがたくさんあった。土台や軒の裏を見ていくと、意外と正確で驚かされる。(画家の)安野光雅もそうだけど、建物の仕組みをちゃんと知っている。構造や平面に対する感覚をしっかりと持っている」とジブリ作品の建物が専門家の視点から見てもしっかりとしたものであることを説明。

 さらに「以前、何でこんなにきちんとしているのかと宮崎さんに聞いたら『そうしないと気持ち悪い』と言っていた。非常に技術的な考えを持った方」と宮崎監督の製作姿勢にも賛辞。「ラピュタの城(『天空の城ラピュタ』)も、『バベルの塔』のブリューゲルと同じように描きながら設計しているんじゃないかと思える節がある」としみじみ語っていた。

 本展は『風の谷のナウシカ』から最新作『思い出のマーニー』に至るまで、作品に出てくる建造物の背景画や美術ボード、美術設定といった制作資料を公開。さらにはジブリ作品の代表的な建造物を立体で再現し、その設計の源に触れようという催しだ。

 会場には高さ3メートルの『千と千尋の神隠し』の「油屋」の立体造形物も展示され、各コーナーには藤森氏の解説も添えられている。藤森氏は展示用の「油屋」について「大きな模型にするとだいぶ違うね。絵で見るのとは違って、側面や裏から見るとまた違った迫力がある」と感想を述べていた。(取材・文:名鹿祥史)

「ジブリの立体建造物展」は12月14日まで東京・江戸東京たてもの園にて開催


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