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最優秀作品賞決定!SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2014、長編部門はオランダ映画『約束のマッターホルン』(1/2)

最優秀作品賞決定!SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2014、長編部門はオランダ映画『約束のマッターホルン』
クロージング・セレモニーの様子

 「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2014」の最終日となる27日、各賞の授賞式およびクロージング・セレモニーが、埼玉県川口市のSKIPシティで開催され、長編部門(国際コンペティション)最優秀作品賞には、妻に先立たれ中年男を主人公に、人間の孤独と愛、自由を描いたオランダの悲喜劇『約束のマッターホルン』が輝いた。

 過去には、映画『悲しみが乾くまで』のスサンネ・ビア監督(デンマーク)や、衝撃作『凶悪』の白石和彌監督などが受賞するなど、多くの映画人が注目する本映画祭。長編部門・最優秀作品賞を受賞した『約束のマッターホルン』のメガホンを取ったディーデリク・エビンゲ監督は仕事のため来日できなかったが、本作に出演している俳優のポーギー・フランセンは「驚きました。わたしはこの作品に出演している俳優ですが、監督もきっと喜んでいると思います」と感無量な表情でスピーチ。

 また長編部門では、若い2人の女性の友情をスタイリッシュに描いた日本の草野なつか監督の映画『螺旋銀河』が、SKIPシティアワードおよび監督賞の2冠に輝いた。草野監督は「初めての長編映画で、このような賞をいただけて光栄です」と笑顔を見せると、上映時間が73分であることに触れ「観客1人1人の人生の73分をこの映画に費やしていただくということがすごいことだと実感しています」としみじみと語っていた。

 短編部門(国内コンペティション)最優秀作品賞を受賞した映画『押し入れ女の幸福』の大橋隆行監督は「3年前、長編部門の最終審査までいったのですが、ノミネートされなかったのが悔しくて、その後も映画を作り続けました。この作品は執念の塊のような映画です」と述べると「今度は長編を作りたいです」と力強く宣言していた。

 今年から新設されたアニメーションコンペティション部門の最優秀作品賞は、1960年代の中国を舞台に老母の思い出を描いた『夕化粧』。胡ゆぇんゆぇん監督は「次回作もよい作品を作りたい」と抱負を語っていた。

 「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」は、デジタルシネマに特化した若手映像クリエイターの登竜門として、新たな映像表現の可能性と、エンターテインメント性を備えた作品を上映する映画祭。これまでの長編部門、短編部門に加え、今年からアニメーション部門が新設、世界中の国と地域から個性的な727作品がエントリーされた。国際審査委員長を務めたプロデューサーの新藤次郎氏は、最終審査に残った作品を賞賛しつつも、若手監督に対して「もっと頑張ってほしい。映画を作ってしまえば、予算がないことはただの言い訳にしかならない。枠組みを工夫するなどして表現して欲しい」と辛口エールを送っていた。(磯部正和)


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