タランティーノ絶賛の新感覚心理トラップムービー『オオカミは嘘をつく』映像公開
クエンティン・タランティーノ監督が絶賛した、イスラエル発の新感覚心理トラップムービー『オオカミは嘘をつく』の予告編が公開され、残虐な少女暴行殺害事件における刑事、容疑者、被害者の父親という当初は立場の明確だった3人の男たちが、物語が進むにつれて誰が善人で誰が悪人なのかわからなくなっていくさまが明らかになった。
森の中で少女の惨殺死体が発見されたのをきっかけに、恐怖と憎悪に満ちた3 人の“オオカミ”たちによって繰り広げられる巧妙に作り上げられたスリリングで予想不可能な展開と結末を追った本作。予告編では、暴走した父親が刑事を殴って拉致、容疑者への復讐（ふくしゅう）を強要する姿や、善良そうな容疑者が一貫して容疑を否認する姿、刑事と容疑者が父親に隠れタッグを組んでいるかのような姿が次々と映し出される。観る者の価値観を崩壊させると評判の本作への期待が高まる仕上がりだ。
メガホンを取ったのは、イスラエル出身のアハロン・ケシャレス＆ナヴォット・パプシャドという若き2人の監督。世界的な映画祭で多数の賞を受賞した本作は、これまで『パンズ・ラビリンス』『イースタン・プロミス』『ぼくのエリ 200歳の少女』『第9地区』などが受賞してきた、映画ファン注目の第40回サターン賞最優秀インターナショナル作品賞にも輝いている。（編集部・市川遥）
映画『オオカミは嘘をつく』は11月22日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国公開
