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富野由悠季総監督、「ガンダム」最新作は「脱ガンダム」と宣言!

富野由悠季総監督、「ガンダム」最新作は「脱ガンダム」と宣言!
(左から)佐藤拓也、石井マーク、嶋村侑、富野由悠季総監督

 富野由悠季総監督が24日、新宿ピカデリーで行われた『ガンダム Gのレコンギスタ 特別先行版』舞台あいさつに来場、本作のテーマである「脱ガンダム」を改めて宣言した。この日は石井マーク、嶋村侑、佐藤拓也ら声優陣も来場した。

 “富野ガンダム”としては15年ぶりのテレビシリーズとなる本作。ほぼ満員となった客席を見渡した富野総監督は「ガンダムを使って“脱ガンダム”を図り、かつ大人のものとなってしまったアニメを子供のものに戻したいと思って考えたのがこの企画です」と切り出すと、「今言った趣旨の作品になったか分かりません。しかしそういった趣旨を理解していただき、子供たちにこういう作品があるんだよと紹介していただけたら」とあいさつ。

 「本作のターゲットは10歳から17~18歳くらい」と語る富野総監督は「次世代の子供たちにこういうものがあるんだというような次の突破口を開きたい。つまり10年後、20年後には次の新しい物を作っているんだという気概を持たないと、ものを作る人間の資格がないんじゃないかという自覚があります」とキッパリ。「今の大人たちは、てめえのことしか考えない。だから100年先のことを考えない無責任なことばかりしている。そういう大人にとっては、逆説的に自分たちが痛いと感じるような作品になっている」と付け加えた。

 さらに「時間がない中、かなりドタバタしたスタジオワークとなっていますが、そういう中でこういう形にできたということは、まだまだ東京のアニメの制作事情はどん底まで落ちていないということも確認しました。ただ問題なのは、20年後に僕がいないということですが、後続部隊は……」と語る富野総監督に、司会者が「いないとは限らない」と水を向けると「90過ぎまで仕事をさせるな」とピシャリ。富野節全開の舞台あいさつに会場は大いに沸いた。

 そんな富野総監督との仕事について主人公ベルリ役の声優である石井マークは「初めてやらせていただくので、本当にどうしたらいいのか分からずに、少し臆していた部分があったのですが、『腹から声を出せ!』『ヒエーッ』という感じでいろいろご指導をいただいて。技術面や経験はどうあがいてもこれからですが、立ち向かうことはできるかなと。体当たりで富野監督についていきたい」と決意を語った。(取材・文:壬生智裕)

『ガンダム Gのレコンギスタ 特別先行版』は公開中


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