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池松壮亮、男女の性愛描く最新作に懸けた思い!

池松壮亮、男女の性愛描く最新作に懸けた思い!
映画青年の顔をのぞかせた池松壮亮

 俳優の池松壮亮が31日、大分県由布市で開催された第39回湯布院映画祭クロージング作品『海を感じる時』シンポジウムに出席し、本作出演を決意した経緯を語った。この日は脚本家の荒井晴彦、プロデューサーの成田尚哉、安藤尋監督も来場した。

 原作は、作家の中沢けいが18歳で発表した1978年の同名小説。原作が出版されて間もなく映画化の話が持ち上がり、荒井が脚本を執筆していたが、脚本中のある部分に中沢が難色を示したため、そのときはお蔵入りとなってしまった。しかし、2010年の暮れ、中沢が「全てお任せします」とゴーサインを出したことから約30年を経て、映画化が決まったという。

 男女の性愛を通じた女性の成長を描いた本作は、池松にとって、乱交パーティーを描いた『愛の渦』に続くチャレンジの作品となったが、出演については「やります」と即決だったという。「映画学生だった僕らからすると、荒井さんって伝説なんですよ。それに加えて安藤監督がメガホンを取るとなると、こんなチャンスはもう回ってこないかなと思って。それと制作が30年、延びに延びたことも決め手だった。たまたま自分のところに(オファーが)回ってきたので、ここで(制作が延びるのを)止めなきゃなと思ったんです」と強い思いを明かす。

池松壮亮
湯布院映画祭に参加した安藤尋監督、池松壮亮、荒井晴彦

 また安藤監督は「荒井さんに声を掛けられて監督をやることになった。『blue』(2001)みたいに撮ればいいよと。それはたぶん海が出てくるということだと思うけど。そういう風に俺に目を付けてくれたのがうれしかった」と笑顔。荒井も「心理描写が安藤向きじゃないかな、と思ったんだよ。裸が出てくる映画だけど、全然エロじゃないのがいいのかなと」と振り返った。

 池松が出席するとあって、この日の会場には多くの女性客が。本作はR15+に指定されているが、中にはギリギリ観賞可能な年齢の少女も来場しており、「観ようか観ないか迷ったけど、結果的に観てよかった。難しくて少しわからないところもあったけど、終わった後は胸にぽっかりと穴が空いたような気分になった。人間の感情の難しさを教えてもらって、これから考えることもあると思います。自分にとってためになる映画でした」と素直な感想を述べると、会場から大きな拍手が送られた。(取材・文:壬生智裕)

映画『海を感じる時』は9月13日より全国公開


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