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高倉健さん死去に山田洋次監督、悲痛な胸の内

高倉健さん死去に山田洋次監督、悲痛な胸の内
高倉健さんと山田洋次監督 - 画像はそれぞれ過去イベント時撮影のもの

 10日午前に悪性リンパ腫のため亡くなった俳優の高倉健さんの訃報を受けて、高倉さんの代表作『幸福の黄色いハンカチ』(1977)の山田洋次監督が悲痛な胸の内を語った。

 具合が悪いことを聞いていなかったという山田監督は「むしろ、親しくしている友人を通して、『次の作品を準備している』という話を聞いていましたので、『ああ、元気にしているんだな』と思っていました」と語り、「健さんが元気でいてくれることが、どれだけぼくの励みになっていたことか。きわめて繊細で、人の気持ちをよくわかる本当に行き届いた方でした」と故人の人柄に触れた。

 また、高倉さんに『幸福の黄色いハンカチ』の主人公をオファーした際のエピソードを披露した山田監督。「健さんが赤坂の、ぼくが仕事をしている宿に来てくれて、『このような物語です』というお話をして、『健さん、この役をやってくださいますか』といったら、『わたしはいつ体を空ければいいんですか』と即答してくださいました」と二つ返事で快諾してもらったという。「その頃は珍しかったジーンズの上下を着ていたのですが、玄関まで見送ったときに、『僕は、とても今日は、うれしいですよ』と言って、スーッと足早に出ていかれた」と忘れられない大切な記憶を明かした。

 さらに、長い監督生活を振り返った山田監督は、「僕にとって渥美清さんと高倉健さんは、間違いなく、巡り会うことのできた二人の偉大な俳優でした。渥美さんも同じように、誰にも迷惑をかけたくないという気持ちで、ひっそりお亡くなりになりましたが、今頃お二人が巡り会って、話でもしているのかなと思います」と故人をしのび、「ちょうど、『幸福の黄色いハンカチ』でも、渥美さんと健さんが久しぶりに出会うシーンがあるのですが、あの時の情景が今、ぼくの胸に浮かんでいます」と二人の偉大な俳優に思いを馳せていた。(編集部・吉田唯)


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