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監督が語るジュード・ロウ、キャリア一番の演技を披露した話題作『Black Sea』とは?

監督が語るジュード・ロウ、キャリア一番の演技を披露した話題作『Black Sea』とは?
ケヴィン・マクドナルド監督

 映画『ラストキング・オブ・スコットランド』のケヴィン・マクドナルド監督が、ジュード・ロウ主演の話題作『ブラック・シー(原題) / Black Sea』について語った。

 本作は、潜水艦で長年働いてきたロビンソン(ジュード・ロウ)が突如解雇を言い渡され、妻とも別れてどん底の状態にあったある日、第2次世界大戦中に海底に沈んだナチスのUボートに残された金塊を引き上げる計画を立て、くせ者ばかりのクルーメンバーと共に危険な計画に挑戦するというもの。映画『アニマル・キングダム』のベン・メンデルソーンが、ロビンソンに歯向かうフレイザー役を演じているも注目。

 製作経緯は「今作のアイデアは2000年にロシアの潜水艦、K-141クルスクがバレンツ海で起こした爆発事故の影響を受けている。多くの人がその爆発事故で亡くなったが、爆発当時はまだ生存者も居たものの、海底に沈没したまま選択の余地が無くなっていき、結局クルー全員が亡くなった。当時のクルーの心境を考えると僕も恐怖におびえたが、そんな人々が海底に閉じ込められ、陸と連絡が取れない状況に興味を持ったことがきっかけとなった」と明かした。

 撮影の困難は「(ほぼ潜水艦内の撮影のため)日が暮れることや、夜の撮影を気にしなくてよかったが、限られた環境下で緊張感のある状況をずっと作り続けるのは大変だったし、さらにショット内に景色も含められないため、ショットが限定され、しかも同じようなショットを繰り返さないよう気を付けねばならず、かなり苦労した」と答えた。さらに、実際の潜水艦を撮影に使用したことについて「最初の2週間は、1960年代に使用された実際のロシアの潜水艦を撮影した。それは脚本家デニス・ケリーが、英国のロチェスターにロシア潜水艦を所有するオーナーを探してくれて、そのオーナーの許可を得て撮影ができたんだ」と明かした。

 主演ジュード・ロウについて「今作は助演ベン・メンデルソーンを含め、性格俳優ばかりをキャストし、全てのキャラクターが癖のある英語で会話をしている。そんな性格俳優たちの中、ジュードも映画内ではスコットランド英語を話し、これまでの彼の作品とは異なった演技を披露している。彼のキャリアの中でもベストの演技だと思う」と絶賛した。

 映画は、年齢、人種も異なるクルーメンバーが究極の状況下で、道徳観と金塊への欲の狭間で葛藤していく姿が興味深く描かれている。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)


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