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岩井俊二監督、少女の心理を描く秘訣を明かす

岩井俊二監督、少女の心理を描く秘訣を明かす
初の長編アニメ映画に挑んだ岩井俊二監督

 岩井俊二監督が10日、都内で行われた長編アニメーション映画『花とアリス殺人事件』女子高生限定最速試写会に、女優の桜井美南と共に出席した。本作を鑑賞した桜井に、「女子高生の気持ちをすごくわかっていらっしゃる。どうして女の子の気持ちがわかるんですか?」と尋ねられた岩井監督は、「わかっているのかはよくわからない」と前置きしつつ、「こういう歳の子ってこういうことするよなっていうのは、あっちこっちで見ている気がする」と少女の心理を描く秘訣(ひけつ)を明かした。

 蒼井優と鈴木杏が演じる等身大の女子高生の姿が共感を呼んだ『花とアリス』の前日譚(たん)にあたる本作は、史上最強の転校生・アリス(声:蒼井)と、史上最強の引きこもり・ハナ(声:鈴木)の出会いと冒険の物語。

 岩井監督は、本作の絵コンテを一昨年9月頃に描いていたが、同じ時期にドラマ「なぞの転校生」の脚本の話が来たそうで、「いや、無理だ。同時に二つはできない」と焦ったことを吐露。しかし、そこは世界的な活躍を見せる岩井監督とあって見事にクリアし、「大変だったけど楽しかった」と初挑戦したアニメ映画の出来にホッとした表情を見せた。

 また、ハナとアリスの友情を描いた本作にちなみ、親友像について尋ねられた岩井監督は、「なんでこいつとずっといるのかな? というヤツが意外と末永かったりして、いまだに漫画の話をFacebookのメッセージでしゃべっていたりする。そういう、なんとなく寄り添いあえるのがいい親友なのかなと思う」と回答。「そういう意味では物語に反映されていて、ハナとアリスも決してお互いの中で『この子が一番』とは思っていないと思う。ある種、腐れ縁でつかず離れずいる関係がほほ笑ましくていいのかなと思って、この作品を作った」と本作の制作意図についても語った。(取材・文:鶴見菜美子)

映画『花とアリス殺人事件』は2月20日より新宿バルト9ほか全国公開


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