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『ミッション:インポッシブル』第5弾の撮影が延期に

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「完璧なエンディング」を目指しているトム・クルーズ
「完璧なエンディング」を目指しているトム・クルーズ - Jun Sato / WireImage / Getty Images

 トム・クルーズ主演の大人気シリーズ、『ミッション:インポッシブル』の第5弾の撮影が、エンディングを変更するために中断されたことがわかった。The Hollywood Reporterが伝えた。

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 本作を配給する米パラマウント ピクチャーズからは、公開日を当初の予定だったクリスマスから7月31日に前倒ししたことから自信がうかがえた。しかし最近になって、エンディングが満足いくものではないと判断され、一時的にロンドンでの撮影を中断することになったという。この結果、監督を務めるクリストファー・マッカリーには、報酬やクレジットのない正体不明の脚本家の友人と、より良いエンディングについて考える時間が与えられた。

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 超大作、それも公開が5か月後に迫った本作にとって、撮影の中断は異例であり、膨大なコストも掛かる。ある情報筋は「監督のクリストファー・マッカリーは、納得できるエンディングを考えようと必死になっていた」と主張している。これに対して、米パラマウント ピクチャーズのある社員は「マッカリー監督やトムたちは、彼らが考えていた良いエンディングを、完璧なエンディングに変えようと努力しているんです。もし本当に深刻なら、公開日を前倒ししたりしませんよ」と否定した。

 米パラマウント ピクチャーズは、2013年に公開されたゾンビ映画『ワールド・ウォー Z』では、より深刻な事態を切り抜けた。マーク・フォースターが監督、ブラッド・ピットが主演を務めたこの作品では、脚本の変更によって公開日が複数回にわたって先送りされたのだが、完成の後に公開されると大ヒットとなった。ある上級幹部は、第5弾にスケジュール上の問題は全くないとした上で、「冗談でしょう? われわれは『ワールド・ウォー Z』をやり遂げたじゃないですか」とジョークを飛ばした。

 2011年の12月に公開された前作の『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』は、世界中で約650億円を稼ぎ出し、シリーズ最大のヒットとなった。『ミッション:インポッシブル』第5弾は、今年7月31日に全米公開の予定。(岸豊)

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