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『ドライヴ』のニコラス・ウィンディング・レフン監督の撮影手法をつづったドキュメンタリー映画とは?

『ドライヴ』のニコラス・ウィンディング・レフン監督の撮影手法をつづったドキュメンタリー映画とは?
リヴ・コルフィセン監督とニコラス・ウィンディング・レフン監督

 映画『ドライヴ』のニコラス・ウィンディング・レフン監督が2013年に手掛けた作品『オンリー・ゴッド』の製作過程を描いたドキュメンタリー映画『マイ・ライフ・ディレクティッド・バイ・ニコラス・ウィンディング・レフン(原題) / My Life Directed by Nicolas Winding Refn』について、ニコラスと彼の妻で本作の監督を務めたリヴ・コルフィセン監督が語った。

 本作は、2人の子供と共にタイのバンコクに同行したニコラスの妻リヴが、慣れない環境下で『オンリー・ゴッド』の撮影に頭を悩ませるニコラスの素顔や、撮影中の俳優、スタッフ、家族との交流をつづったドキュメンタリー作品。『オンリー・ゴッド』に出演したライアン・ゴズリングやクリスティン・スコット・トーマスらのインタビューも含まれている。

 撮影経緯について「『オンリー・ゴッド』の撮影で約1か月バンコクのホテルに家族で滞在していたときに、洪水が起きてホテルから出られず、閉じ込められた時期があったの。せっかくバンコクまで来たのに、これでは夫の撮影中にデンマークでわたしが家事をしてきたのと全く変わらないと思って、ラインプロデューサーに(撮影過程を撮る)カメラを用意するように頼んだの」とリヴが一念発起してカメラを向けたと語ると、ニコラスは「ベッドで寝ていたら、妻に『これから6か月あなたのことを撮影するから』と言われて驚いたよ」と明かした。

 本作は半年撮影していたが、出演者のインタビューが少ないのは「俳優陣はニコラスの迷いながらの演出にもポジティブで、わたしもそんな俳優陣のインタビューをたくさん撮影したけれど、彼らはニコラスを褒めてばかりで、それでは全く面白くないと思ったの(笑)」と理由を語った。

 『ドライヴ』を超える作品を期待されていたことについて「僕は新作を手掛けるたび、それまでの作品を破壊した状態で取り組む。なぜならそれが唯一、新たなことができるアプローチだからで、安全網さえ取り除くんだ。でも、そのやり方で映画製作をすれば、きっと心地よく、楽しめる瞬間が生まれてくるはずだ。恐怖心がないと、どうチャレンジして良いかもわからない」と語った通り、映画内では『ドライヴ』とは全く違った手法で苦悩しながら製作するニコラスの姿が映し出されている。

 映画からは、問題ばかりで頭を抱えながらも自信があるように見せ掛けて撮影するニコラス・ウィンディング・レフン監督の手法に、真の映画監督の魂を感じた。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)


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