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カンヌ開幕作品で海外メディア大混乱 映画祭側「史上初の女性監督」銘打つ

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それでも28年ぶりの快挙! - エマニュエル・ベルコ監督
それでも28年ぶりの快挙! - エマニュエル・ベルコ監督 - Pascal Le Segretain / Getty Images

 現地時間13日、第68回カンヌ国際映画祭のオープニング作品が発表され、『なぜ彼女は愛しすぎたのか』などのフランス人女性監督エマニュエル・ベルコの最新作『ラ・テートゥ・ウート(原題) / La Tete haute』が選ばれたことがわかった。女性監督作品がカンヌ国際映画祭のオープニングを飾るのは、1987年以来28年ぶりのこととなる。

 当初、この発表に際し映画祭側は「カンヌ国際映画祭史上初めて、女性監督の作品がオープニングに決定した」とアナウンス。その後間違いだと指摘を受けたようで、公式のツイッターなどを通して、「訂正 エマニュエル・ベルコの前に、ディアーヌ・キュリスが1987年にオープニングを飾っています。皆さまの用心深さに感謝いたします」と誤りであったことを認め、映画祭のリリースも修正されている。これにより「史上初めて女性監督作がオープニング作品に決定した」とすでに報じていた海外メディアは大混乱。相次いで修正文を掲載する羽目になっている。

 そのような混乱も招いたものの、久々に女流監督作品がオープニングを飾ることに主催者側も興奮しているよう。同映画祭のディレクターであるティエリー・フレモーは「この映画が選ばれたことは、カンヌ国際映画祭のオープニング作品の常識に驚きを与えることでしょう」とコメントしている。

 『ラ・テートゥ・ウート(原題)』は、少年と彼を救おうとするソーシャルワーカーの姿を描いた作品。カトリーヌ・ドヌーヴブノワ・マジメルらが出演している。フレモーは、同作がオープニングに選ばれた理由として「世界中の社会問題に着目したこの作品は、カンヌのグローバルな観客に完璧にフィットすることでしょう」と述べている。第68回カンヌ国際映画祭は現地時間5月13日から24日まで開催される予定。(編集部・井本早紀)

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