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ドーピング検査はかぜ薬でも引っ掛かる 衝撃の実情を元プロロードレーサー田代恭崇が語る

ドーピング検査はかぜ薬でも引っ掛かる 衝撃の実情を元プロロードレーサー田代恭崇が語る
ドーピング検査について赤裸々に語った田代恭崇氏

 元自転車プロロード選手の田代恭崇氏が29日、ドーピング問題に鋭く切り込んだ映画『レーサー/光と影』のタワーレコード×自転車女子部スペシャルトークショー&特別試写会に来場し、ドーピング検査の実情について語った。

 世界各国の大会で数々の好成績を残したロードレース界の女王ジュヌビエーブ・ジーンソンの衝撃的実話を基にした本作。女子プロロードレーサーが、スポンサーや周囲の過度な期待がプレッシャーとなり、ドーピング検査結果をもみ消し続け、追い詰められていくさまを描きだす。

 同じロードレース界に身を置いていた田代氏は、「この作品を夜中に1人で観たんですけど、ドーピングをめぐる駆け引きの様子がとにかく苦しかった。やはりスポンサーがあってのチーム活動なので、プレッシャーもありますしね」と思うところも多かった様子で、「ドーピングを描いた映画ではありますが、実際に観ると、人間模様を捉えた映画だと思います。主人公の心の乱れや、どうにもならない気持ちを一緒に味わうと、苦しさと楽しさの両方の気分が味わえるんじゃないかと思います」と付け加えた。

 「自転車競技自体、何日も走るような過酷なスポーツなので、かなり長い間、ドーピングが横行した時代がありました」と語る田代氏は、「最近は検査も厳しくなってきたので、選手もドーピングに手を染めにくいクリーンな時代になってきました。ただ、完全になくなったわけではありません。結局は検査する側と受ける側とのいたちごっこであることは変わらないと思います」と指摘。

 さらに「普通のかぜ薬を飲むとドーピング検査に引っ掛かるって知っていました?」いう説明には、会場からは驚きの声も。「それから今は大会の上位に入賞するとすぐに尿検査が行われるんです。検査官に連れられるのですが、(検査のために)ちゃんとおしっこが出るまで解放されません。レース後は脱水症状なので、3時間かかることもあります。おしっこが出る瞬間を検査官が見ないと終わらないんです。(他人の尿でないこと)それがすごく大事なこと。トップ選手になるとものすごい回数、検査を受けることになります。今は血液検査もあるんで、何回注射器を打たれるかもわからないですね」と解説。興味深い話の数々に、会場は熱心に耳を傾けていた。(取材・文:壬生智裕)

映画『レーサー/光と影』DVDは6月3日よりセル(税抜き:4,700円)&レンタル開始


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