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ポルノ業界の暴力的行為に向き合う話題の作品とは?

ポルノ業界の暴力的行為に向き合う話題の作品とは?
左から、ポルノ女優レイチェル・バーナード、製作者ラシダ・ジョーンズ、ロンナ・グラダス&ジル・バウアー共同監督

 今年のサンダンス映画祭で話題になったドキュメンタリー映画『ホット・ガールズ・ウォンテッド(原題) / Hot Girls Wanted』について、製作者ラシダ・ジョーンズが司会を務め、ジル・バウアー&ロンナ・グラダス共同監督とポルノ女優レイチェル・バーナードに質問をぶつけた。

 本作は、アマチュアポルノ業界で働くことを決意した20歳前後の女の子4人を中心に、インターネットポルノの影響や業界の裏側を掘り下げた作品。

 共同監督であるジル&ロンナは、もともと記者だった。「ジルとわたしは、マイアミ・ヘラルドの記者として働いていたときに出会って、彼女と共に元ポルノ女優を描いた映画『セクシー・ベイビー(原題) / Sexy Baby』を製作し、それが今作のきっかけになった」とロンナが明かし、さらに彼女はアマチュアポルノ業界の暴力的行為については「今作ではアマチュアポルノ業界の一部の暴力を描いていて、全ての作品を暴力的だとは言っていないし、わたしたちもアマチュアポルノ業界の(女性への)暴力行為をあえて浮き彫りにするために撮影したわけでもなかった。けれど、撮影中にそういうことが現場で起きていて、正面からぶつかることになった」と答えた。

 実際にアマチュアポルノ業界で働く女の子たちにインタビューしたといい、「当然、事前に彼女たちが同意書にサインしてから撮影は行われるけれど、出演する多くの女の子たちは初めて親元を離れて自由になり、いきなり高額のお金を渡されて出演する子ばかりで、ほとんどの女の子がアマチュアポルノ業界でどんなことをしなければいけないのか、全くわかっていなかったわ」とジルが明かした。

 アマチュアポルノ業界にも存在するエージェントの意味合いについて「エージェントは当然、資格(ライセンス)を持っているけれど、アマチュアポルノ業界で資格(ライセンス)を持っていても何の意味も持たないわ。なぜなら、わたしが出会ったプロのポルノ業界でも有名なエージェントは、ポルノ女優が傷つけられても平気で、ある意味プロの風上にも置けない人物だった。資格(ライセンス)を持っているからといって、女性の扱い方がわかっているわけではなく、そんなエージェントは後に、出演した女性たちにエスコートサービスみたいな仕事もさせたりするの」とレイチェルが思いを吐露した。

 映画は、独立を求めてアマチュアポルノ業界の門をたたく女性たちを真摯(しんし)に捉えた作品だ。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)


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