西島秀俊、A24制作ダークコメディーで海外進出へ　ラシダ・ジョーンズの夫役

　俳優の西島秀俊が、『ミッドサマー』『ムーンライト』などで知られる映画配給・製作会社A24が制作する Apple TV+ のドラマシリーズ「サニー（原題） / Sunny」に出演すると、Deadlineが独占で報じた。共演は『オン・ザ・ロック』などのハリウッド女優ラシダ・ジョーンズ。撮影は日本で行われる予定だという。

【画像】西島秀俊と共演するハリウッド女優、ラシダ・ジョーンズ

　原作は、日本在住のアイルランド人作家コリン・オサリバンの「ザ・ダーク・マニュアル（原題） / The Dark Manual」。謎の飛行機事故で夫と息子が行方不明となってしまった京都在住のアメリカ人女性が、慰めとして渡された新型家庭用ロボット「サニー」と予期せぬ友情を育み、家族の身に起きた裏の真実を暴いていく。ラシダは主人公の女性スージー、西島は彼女の夫でロボット工学者のマサ・サカモトを演じる。

　メガホンを取るのは、Netflixドラマ「このサイテーな世界の終わり」で知られるルーシー・シャーニアク監督。脚本はドラマ「ラスト・タイクーン」などのケイティー・ロビンスが執筆する。

　西島は昨年、映画『ドライブ・マイ・カー』での演技が世界で高く評価され、アジア人俳優初となる全米映画批評家協会賞の主演男優賞を受賞。米ニューヨーク・タイムズ紙がその年を代表する俳優を選ぶ「Great Performers/The Best Actors of 2021」では、アジアから唯一選出されている。今年は、出演映画『シン・ウルトラマン』がスイス・カナダ・アメリカの映画祭に出品されたほか、秋には特撮ドラマ「仮面ライダーBLACK SUN」の世界配信も控えている。（編集部・倉本拓弥）