ナチスに立ち向かう孤児＆野犬！「名犬ジョリィ」原作の映画化9月日本公開

　「名犬ジョリィ」としてアニメ化もされたセシル・オーブリーのベストセラーを基にした映画『ベル＆セバスチャン』が9月19日より日本公開されることが決まった。冒険家でもある『狩人と犬、最後の旅』のニコラ・ヴァニエ監督は、同児童小説を戦時中のアルプスを舞台に、より奥深い人間ドラマとして映画化。本国フランスでは300万人動員の大ヒットを記録した話題作だ。

　主人公は、アルプスの麓で家畜や人を襲う“野獣”として村人たちから命を狙われる野犬をベルと名付け、懸命に守る孤児セバスチャン。孤独なもの同士、心を通わせていくベルとセバスチャンが、ナチスに追われるユダヤ人一家を救うため、道案内人として危険な冬の“アルプス越え”に命懸けで挑むさまが美しく雄大な景色と共に映し出される。

　セバスチャン役を務めたのは、2,400人の中から選ばれ、本作が初映画出演となるフェリックス・ボッスエ。フランスを代表する女性シンガーZAZが手掛けた主題歌が、ナチスに立ち向かう孤児＆野犬の絆と勇気の物語に彩りを添えている。（編集部・市川遥）

映画『ベル＆セバスチャン』は9月19日より新宿武蔵野館ほか全国順次公開