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大島優子がなぜこんな男に…タナダユキ監督が新作を語る

大島優子がなぜこんな男に…タナダユキ監督が新作を語る
『ロマンス』について語ったタナダユキ監督

 ニューヨークのジャパン・ソサエティーで開催中のジャパン・カッツで上映された映画『ロマンス』について、タナダユキ監督が語った。

 本作は、新宿−箱根を往復する特急ロマンスカーのアテンダント、北條鉢子(大島優子)が、責任感ある態度の接客で真面目に仕事をこなしていたある日、ひょんなことから映画製作者と名乗る怪しい男性客、桜庭(大倉孝二)に、疎遠な母親から来た手紙を読まれた上に、背中を押されて共に母親を捜すハメになるというストーリー。『百万円と苦虫女』のタナダユキがメガホンを取った。

 本作は、製作者から企画を持ち込まれたそうだ。「大島さんありきの企画として、わたしのところにお話が来ました。当時、彼女がAKB48を卒業する直前ぐらいで、製作者から話が来たときは半信半疑でした。大島さんは、卒業したらさまざまな人からオファーが来るはずですし、わたしの監督が成立するかもわかりませんでした。すると本当に出演するということで、今の彼女だったら何が良いかと考えた際に、もともとアテンダント職に興味があり、それに決めました。アテンダントは毎日旅をしているようで、それは旅ではないところが面白いと思っていました」と明かした。

 大島演じる鉢子に共感する部分は「わたしは鉢子みたいに、テキパキできませんね(笑)。その点では理想を描いています。でも、はたから見るとすごくしっかりしていて、容姿もかわいらしいけれど、どうしてこんな男性に引っ掛かるんだろうという女性をよく目にし、他に良い人がいるのになぁと思うことがあるので、(鉢子を)そういう子にしようと思いました」と答えた。

 大島との仕事でイメージが覆されたことはあるのか。「仕事前は、わたしもテレビを通してしか彼女を知りませんでした。実はわたしは大島さんがAKBの中では好きで、何故かと言うと、彼女はとても明るく元気で一生懸命ですが、時折見せる悲しげな感じを、勝手に受けていました。彼女はアイドル時代も含め、とにかく何でもできる人ですが、何でもできる人は何でもやらされてしまいます。その苦しみは、本人しかわからないと思います。彼女の、鉢子を演じながらも、自分自身に近いようなフッとした表情を、観客が垣間見ることができたらいいと思いました」と異なったイメージで見ていたことを語った。

 映画は、大島演じる鉢子と大倉演じる桜庭の掛け合いが大変面白い作品。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

映画『ロマンス』は8月29日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開


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