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アニメ&シリーズ映画が圧勝!夏休み映画対決の行方

アニメ&シリーズ映画が圧勝!夏休み映画対決の行方
シリーズ&アニメ作品の安定ぶり - 映画『ポケモン・ザ・ムービー XY「光輪(リング)の超魔神 フーパ」』より - (C) Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku (C) Pokemon (C) 2015 ピカチュウプロジェクト

 夏休みが始まった先週末の全国映画動員ランキングが発表され、各映画会社の夏休み大作映画がそろう中で、映画『HERO』が1位に輝き、『バケモノの子』や『ポケモン・ザ・ムービー XY「光輪(リング)の超魔神 フーパ」』など親子に好まれるアニメ映画、そしてシリーズ作品の安定ぶりが目立つという夏休み特有の傾向になった。

 この時期にアニメやシリーズものがヒットする傾向はこれまでにも色濃く出ている。2010年代(2010年~2014年)、夏休み初期に映画動員ランキング1位になった作品は『借りぐらしのアリエッティ』『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』『BRAVE HEARTS 海猿』『風立ちぬ』『ポケモン・ザ・ムービー XY/破壊の繭とディアンシー』、そして1位でなくとも、『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』『トイ・ストーリー3』『モンスターズ・ユニバーシティ』『おおかみこどもの雨と雪』『コクリコ坂から』などとアニメやシリーズ映画が数多くヒットしている。日本の映画業界では、10億円以上の興行収入を稼ぎ出せば大ヒットだが、これらの作品は全て29億円以上をたたき出しており、特に『風立ちぬ』『トイ・ストーリー3』などは興収100億円を突破したメガヒット作だ。

HERO
公開3日間で驚異の興行収入10億円を突破を果たした『HERO』- (C) 2015フジテレビジョン ジェイ・ドリーム 東宝 FNS27社

 その一方で、今年の傾向として顕著になったのがアニメ&シリーズ作品以外のヒットが極端に少なくなってきていることだ。昨年の夏休みの動員ランキングでは、『マレフィセント』『GODZILLA ゴジラ』といったシリーズものではない実写作品もトップ10に入る健闘をみせていたが、今回の夏休み第1週のトップ10の実写作品は1位の『HERO』を含めて、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』『マッドマックス 怒りのデス・ロード』と全てシリーズ&続編もののみ。

 今年6月に発表されたNTTコム リサーチのインターネットアンケート調査によると、直近1年以内(2014年5月~2015年5月)に映画館で映画鑑賞をした人は全体の35.9%で、昨年の41.5%から大幅ダウン。その中の7割弱の人々は1年間に鑑賞する作品は5本以下としており、映画館での鑑賞者が少なくなっている。そのため、「はずれ」かわからない作品よりも、安心感を求めて一度「当たった」実績があるシリーズ作品を選ぶ傾向にあるのは自然の流れといえよう。

 夏休みシーズンのヒット作はその年の年間興行収入ランキングの上位を占めることが多く、映画会社にとってもヒットが確実な主力作品をぶつけ合うホットな映画商戦の場だ。アニメ・シリーズ作品が優勢になっている現在、夏休みにおけるオリジナル実写作品の状況はより厳しくなるかもしれない。(編集部・井本早紀)


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