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懲役か人間狩りの標的になるか究極の選択!全米で公開禁止に追い込まれた問題作が40年を経て公開

懲役か人間狩りの標的になるか究極の選択!全米で公開禁止に追い込まれた問題作が40年を経て公開
映画『懲罰大陸★USA』より - (C)1971 francoise films ltd. all rights reserved.

 ベトナム戦争に反対するリベラルな思想を持つ人々を弾圧する国家権力の恐ろしさを描き、全米のマスメディアからバッシングされお蔵入りとなった問題作『懲罰大陸★USA』が、製作から40年の時を経て公開される。

 本作は、『ザ・ウォー・ゲーム(原題)/ The War Game』(1965)で第39回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞したピーター・ワトキンス監督が、1970年、ベトナム反戦運動が激化するアメリカを舞台に、政府の弾圧をドキュメンタリー・タッチで描いた偽ドキュメンタリー。大統領が治安維持法を発令し、アメリカ政府は反政府分子と見なした人々を根こそぎ拘束。一方的な裁判にかけられた彼らは、懲役を全うするか、カリフォルニア州「ベアーマウンテン国立懲罰公園」で人間狩りの標的として3日間を生き延びるか、究極の選択を迫られる……。

 本作が製作された1971年当時、ベトナム戦争を支持し、右傾化していた全米マスメディアは、映画のラディカルな内容と、フィクションとは思えない生々しい権力側の暴力描写をバッシング。「とても鈍い、頭のイカれた誠意で描かれており、最初のヒステリックな10分間で気付くだろう。完全にマゾヒストの願いや夢を果たすべく作られた映画」「悪意に満ちてねじ曲がっている」とこきおろし、劇場公開もかなわず、テレビでも放送禁止とされた。

 全米を騒がせ、お蔵入りとなった本作に込められたメッセージとは? 40年もの年月を経て、幻の一作が日の目を見ることとなった。(編集部・石井百合子)

映画『懲罰大陸★USA』は8月29日より新宿シネマカリテにて2週間限定レイトショー公開


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