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『アイアン・ジャイアント』ヴィン・ディーゼルら声優キャスティング秘話「ワーナーは他の人にしたがった」【第40回トロント国際映画祭】(1/2)

『アイアン・ジャイアント』ヴィン・ディーゼルら声優キャスティング秘話「ワーナーは他の人にしたがった」
ヴィン・ディーゼルが声を務めたアイアン・ジャイアント - 映画『ジ・アイアン・ジャイアント:シグニチャー・エディション(原題)』より - Courtesy of TIFF

 ブラッド・バード監督が現地時間13日、第40回トロント国際映画祭で行われた映画『ジ・アイアン・ジャイアント:シグニチャー・エディション(原題)/ The Iron Giant: Signature Edition』のワールドプレミアに出席し、オリジナル版『アイアン・ジャイアント』(1999)の製作秘話を明かした。「シグニチャー・エディション」は新たに二つのシーンを追加してリマスターしたもので、北米では劇場公開が決まっている。

 当時、アニメーション映画で「何か違うことがしたかった」というバード監督は、「たくさんの幸せと言葉を話す動物たちに魔法……。僕はこうした作品を観て育ったし、実際大好き。でも! 僕たちはこれがアニメーション映画を作る唯一の方法だとは思わなかった」と力を込める。「『EARTH 1957』という文字とコミュニストの人工衛星が映し出されるという本作のオープニングは、普通のアニメーション映画とは違う。僕たちはこうした映画を観たかった。他のみんなもそう感じてくれたらうれしいと考えていた」と製作動機を明かした。

『アイアン・ジャイアント』
大きいけれど心優しい - Courtesy of TIFF

 テッド・ヒューズの小説「アイアン・マン 鉄の巨人」を題材にした経緯については、「ワーナー・ブラザースはそのとき40くらいの企画を持っていて、興味があるものがあるかと聞かれた。興味を持った三つのうちの一つが『アイアン・マン 鉄の巨人』。詩のように書かれた素晴らしい本で、ストーリーをとても気に入った」と語る。しかし、原作では主人公の少年ホーガースには両親が居て、イングランドの海岸沿いが舞台で、いつの話かは触れられていないなど、映画化にあたっては数々の変更がなされている。

 「僕はこれを少年のロボットの物語だと思った。ワーナーにこれをとても気にいったと伝えて、でも舞台を1975年のアメリカにしたいと言った。なぜなら当時、(ソ連による人類初の人工衛星打ち上げ成功による「スプートニク・ショック」で)人々は自分たちが理解できない金属のものを恐れていたから。だから金属のロボットを置くのにいい時代だと思った。“銃”になりたくないという魂を持った“銃”の話。ワーナーは気に入ってくれた。他のスタジオだったら『“銃”ってなんだよアホめ。踊る動物はどこだよ』と言われたと思う」

 声優陣については「面白い話があるんだ。当時、ワーナーは他のキャストにしたがった。僕には彼らと闘えるほど十分な実績がなかったから、僕の第1候補よりももっと有名なその俳優たちが出演オファーを蹴ってくれるのを待っていた。何度かチャレンジしていたけど断られて、最終的には僕が演じてほしかった人になったよ」と笑ったバード監督。


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