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シアーシャ・ローナンがニューヨークに移住したアイルランド人役を語る!

シアーシャ・ローナンがニューヨークに移住したアイルランド人役を語る!
シアーシャ・ローナン

 若手女優シアーシャ・ローナンが、ニューヨーク映画祭(53rd N.Y.F.F.)で上映された新作『ブルックリン(原題) / Brooklyn』について、ジョン・クローリー監督、脚本家ニック・ホーンビィと共に語った。

 本作は、1950年代前半、アイルランドの田舎からアメリカに移住した少女の成長の物語。母親と姉と暮らしていたエイリス(シアーシャ)は、神父の勧めでニューヨークのブルックリンに移住する。同じアイルランド人の娘たちと同居しながらデパートの仕事に就き、イタリア系青年トニーと恋に落ちるが、母国で思わぬ出来事が起きて帰国したことで、友人ジムと再会する。共演はドーナル・グリーソン、ジュリー・ウォルターズ他。作家コルム・トビーンの原作を『17歳の肖像』のニック・ホーンビィが脚色、『BOY A』のジョン・クローリーがメガホンを取った。

シアーシャ・ローナン
ジョン・クローリー監督

 実生活で、シアーシャもエイリスのように一人暮らしを始めたそうだ。「この脚本に共感が持てたのは、実家を離れるという行動よりも、実家を離れたことで、もう簡単には戻れないという現実を知る点だった。ホームシックは、しばらくは自分の中で感じているもので、どれだけ長くそれを感じるかわからない。実は今作の撮影中は、ちょうど引っ越したばかりの時で、主人公と同様ホームシックになっていたことは確かなの」と振り返った。

 本作には悪役的キャラが存在しない点についてニックは「悪役が存在すべきという考えは、人生という概念にはなく、あくまで脚本だけだ。今のところ僕の人生にも、僕の脚本の中にも悪役は含まれていない(笑)。あくまで善い人が自分のベストを追求している。もちろん、僕の人生の中でもみすぼらしかった時期や、苦しんだことはある。それは今作のスタッフも、今作を鑑賞した人も同様だ」と語った。

シアーシャ・ローナン
ニック・ホーンビィ

 本作はメインキャスト以外も魅力だ。「僕はルックスでキャスティングはしない。例えば、下宿の主任役のジュリー・ウォルターズは母親がアイルランド人だが、確か彼女はアイルランド人を演じたことがないはずだ。だが、彼女はすぐにこの役を把握した。その他のメインキャスト以外の俳優たちは、アイルランドの舞台役者を雇い、モントリオールのクリスマスシーンの撮影は、エキストラを現地で集めた」とジョンが明かした。

 映画は、少女が成長していく過程で味わう淡い恋と家族の絆を描いた作品。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)


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