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赤狩りの標的にされ投獄、釈放後も仕事を干された『ローマの休日』脚本家…半生が映画化

赤狩りの標的にされ投獄、釈放後も仕事を干された『ローマの休日』脚本家…半生が映画化
仲良く手をつなぐブライアン・クランストンとヘレン・ミレン - John Phillips / 2015 Getty Images

 現地時間9日、第59回ロンドン映画祭で『トランボ(原題) / Trumbo』の会見が行われ、「ブレイキング・バッド」のブライアン・クランストン、『クィーン』のヘレン・ミレン、『モンスターズ・インク』のジョン・グッドマン、「LOST」のアドウェール・アキノエ=アグバエが出席した。

 脚本家ダルトン・トランボの実話を基にした本作。トランボはアメリカで第2次世界大戦後に起こった赤狩りの標的とされてブラックリストに載った「ハリウッド・テン」の一人で、数々の名作でハリウッドに貢献したのにもかかわらず、投獄され、釈放後も仕事を干された。他の脚本家の名前を借りて執筆してアカデミー賞を取った『ローマの休日』がトランボの作品と認められたのは、彼が亡くなった後のことだった。

 ブライアンが真っ直ぐだが洒落っ気もあるトランボを好演しているほか、ジャーナリスト役のヘレン、映画プロダクション社長役のジョン、囚人役のアドウェールもそれぞれによく当時の雰囲気を出している。

 現代の映画界にもブラックリストはあるかと問われたブライアンは、「何年も前に仕事が入って喜んだら、O・J・シンプソン(妻の殺害容疑でいまだ疑惑を持たれている)も出るっていうんだ。結局、やめる人が続出して計画はナシになった。そういうことはあるけど幸いなことに政治的なブラックリストはないと思うよ。でも、35年やってきた中で、一緒に働きたくないと思う人は4人いる」とコメント。それに対しヘレンから「それはあなたのブラックリストじゃない?」と突っ込まれたブライアンは、「その通り!」と和やかに返していた。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)

第59回ロンドン映画祭は現地時間18日まで開催


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