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永瀬正敏、突然元妻の名前が浅野忠信から出て苦笑い

永瀬正敏、突然元妻の名前が浅野忠信から出て苦笑い
『岸辺の旅』トークイベントに出席し友人同士としての会話で観客を楽しませた浅野忠信と永瀬正敏

 俳優の浅野忠信と永瀬正敏が3日、都内で行われた映画『岸辺の旅』トークイベントに出席し、友人だからこそのあけすけなトークで観客を楽しませた。

 浅野と深津絵里をW主演に迎えた本作は、死をも越えた夫婦の愛を描いた究極のラブストーリー。メガホンをとった黒沢清監督が、本年度カンヌ国際映画祭「ある視点部門」で日本人初の監督賞を受賞したことでも注目が集まる話題作だ。

 永瀬は、浅野の演技について「もちろん素晴らしかったです。役づくりをしていないわけじゃないけど、ほら芝居だぞ! と見せない噛みくだき方が独特。浅野に憧れている若い俳優たちもいっぱいいるだろうなと思う」と絶賛。ところが、「若い頃は全然役づくりしないから毎回テイクで(演技が)違った」と昔のエピソードも暴露し、笑いを誘う。

 それを受けて浅野は、「若い頃は何も考えてなかったですね。その場でぐわ~っとやっちゃってた」と照れ笑い。『風花』(2001)の撮影時、相米慎二監督から「君ね、1回目をずっと続けるように! お前が良いのは1回目だけなんだ。僕はキョンキョン(小泉今日子)を撮りたいから同じことを続けてくれなきゃ困る」と言われたこともあったそうで、浅野は「その時から(役づくりを)意識するようになった」としみじみするも、突然、前妻の名前を出された永瀬は苦笑いするしかないようだった。

 日本を代表する名優たちは日本映画界の未来にも言及。マーティン・スコセッシ監督の最新作『サイレンス(原題) / Silence』に出演する浅野を「誇りですね」と称賛する永瀬は、「(渡辺)謙さんや浅野が距離を縮めてくれている。若い役者が海外だろうが日本だろうが良いものに出るというスタンスになってくるだろうし、逆に黒沢(清)監督の作品に(ロバート・)デ・ニーロが出るという時代になってくる」と予想。さらに、先日ニューヨークに行った際にマット・ディロンの自宅にお邪魔したことをサラリと言ってのけた永瀬は、マットが「日本映画にも出るよ」と言っていたことを報告した。

 一方、永瀬に「誇り」と評された浅野は「僕は念じてるだけ」と謙遜。実は『サイレンス(原題) / Silence』のオーディションに一度落ちたという浅野は「これは諦めなきゃイケる! とソッコー念じましたよ」と声を張る。そして、「若い俳優さんはあきらめてほしい。僕の役が減りますから」とぶっちゃけ。若手役者の未来に希望を見出す永瀬とは違い、その芽を刈り取ろうとする真逆の発言で、会場を沸かせた。(取材・文:鶴見菜美子)

映画『岸辺の旅』は全国公開中


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