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オダギリジョー、自身のスタンスを封印!「小栗監督に全てを預けた」

オダギリジョー、自身のスタンスを封印!「小栗監督に全てを預けた」
集まった美大生を前に撮影裏話を明かすオダギリジョー

 俳優のオダギリジョーが4日、都内で行われた主演映画『FOUJITA』の美大生限定トークイベントに、共演の中谷美紀、小栗康平監督と共に出席。実在の日本人画家・藤田嗣治を演じたオダギリは、「役を自分に丸投げしてほしい」という普段のスタンスを捨てて監督に全てを預けたという撮影秘話を語った。

 映画『泥の河』『死の棘』などで知られる名匠・小栗監督が10年ぶりに挑んだ最新作『FOUJITA』。27歳で単身フランスへ渡り、1920年代前半に「乳白色の肌」と称された裸婦像が絶賛された画家・藤田の生きざまを、戦前と戦後の二つの時代、そしてフランスと日本の二つの国の文化の差異に着目しながら描く。

 撮影を振り返ったオダギリは、「小栗監督は撮影に時間がかかると聞いていたのですが、実際はものすごく早かった」と述懐。「1度、撮影が押したことを気にしてか、『今日は申し訳ない、残業だ』っておっしゃったのですが、まだ夕方の5時なんです。OLみたいだなって思いましたね」と明かすと、小栗監督は「それはオダギリくんの芝居がよかったからだよ」と弁明し、笑いを誘った。その一方で、「小栗監督の脳みそがすごく面白くて」と独特の賛辞を送りながら、「僕は普段、反抗的で役を自分に丸投げしてほしいタイプ。でも、今回だけは撮影1週間で小栗監督に全てをまかせようと思った」と監督に全幅の信頼を置いて本作の撮影に臨んだことも打ち明けた。

 また、藤田の5番目の妻・君代を演じた中谷は、「この映画は冗舌ではないからこそ、観客が考える余地があります。見終わったあと、きっと沈黙される方が多いと思いますが、その沈黙こそ、わたしは賛辞だと思っています」と持論を述べて作品の素晴らしさをアピールした。

 なお、この日は藤田の代表作「五人の裸婦」「アッツ島玉砕」のレプリカが舞台に置かれ、神奈川県立近代美術館・水沢勉館長も登壇。美大生から小栗監督に映画の観方について質問が投げ掛けられると小栗監督は、「映画は絵画と違って動きがあり、会話がある。すると、言葉につられて物語を追い掛けて、せっかく絵画と同じく『画像』に出会っているのに、その良さを忘れて動きと物語だけを追い掛けて、映画を祖末にしてしまう」と語り、画を捉えることの大切さを説いた。(取材・文:坂田正樹) 

映画『FOUJITA』は11月14日より角川シネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国公開


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