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松山ケンイチと北川景子が明かす、恩師・故森田芳光監督への思い

松山ケンイチと北川景子が明かす、恩師・故森田芳光監督への思い
故・森田監督を慕って集まった「愛のある現場」と語る松山ケンイチと北川景子 - 写真:高野広美

 森田芳光監督のデビュー作『の・ようなもの』のその後を描くオリジナル作品で、およそ7年ぶりに共演を果たした松山ケンイチと北川景子が森田組の仲間との作品に再び参加できたことのよろこびや、亡き森田監督への思いを明かした。

 落語界を舞台にした群像劇『の・ようなもの』(1981)の続編で、落語家一門に入門した真面目だがさえない主人公の志ん田(しんでん)を演じた松山。森田監督の遺作となった『僕達急行 A列車で行こう』(2012)の主演を務めた彼は、「またこうやって森田組で作品を作れて、自分が参加できることが本当にありがたいです」と感慨深げに語り、「監督は、本読みのときに自分が演じてみせてくれるんですけど、それがムチャクチャ面白いんですよ。とんでもないものを出されるから、追いつけないと思ってしまう。そこがすごく悔しいし難しいところでした」と監督との思い出を楽しそうに振り返る。

 するとヒロインの夕美を演じた北川も、「森田さんは、頭の中がどうなっているんだろうって思うくらい遊び心があって、『次に何が飛び出してくるんだろう』ってワクワクさせてくれる方なんです」と瞳を輝かせる。さらに、『間宮兄弟』(2006)でスクリーンデビューを果たした北川は、そのクランクアップ時に「女優を辞めないでください」と監督に言われたことに言及し、「初めての映画のお芝居だったので、自分が思うようにやれなくて、悩むことがあったんですね。森田さんは、そんなわたしの気持ちを汲み取ってくださったのかもしれません。だから、『次はもっと成長します、もう一度ご一緒したいです』って、ずっと願っていたんです」と打ち明け、真摯(しんし)な表情を浮かべた。

 35年前に『の・ようなもの』で主演を務めた伊藤克信や、森田組助監督出身の杉山泰一監督ほか、森田監督を慕うキャスト・スタッフが集結した本作。松山は、「愛のある現場で、本当に垣根がなくて楽しかった」と述べ、北川も「みんな森田さんが好きで集まった人たちなので、あったかい空気が流れていました」と証言。最後に松山が、「キャスト・スタッフ全員の、『森田さん、ちゃんとやってます! ありがとうございました!』という気持ちを込めたような映画になっていると思います」と言って姿勢を正すと、その横で北川も深くうなずいた。(取材・文:斉藤由紀子)

映画『の・ようなもの のようなもの』は全国公開中


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