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蝶と蛾のシンボルに「恐怖」の文字…『クリムゾン・ピーク』デル・トロ監督の徹底したこだわりを紐解くアート本

蝶と蛾のシンボルに「恐怖」の文字…『クリムゾン・ピーク』デル・トロ監督の徹底したこだわりを紐解くアート本
ビジュアルたっぷり! - 「クリムゾン・ピーク アート・オブ・ダークネス」書影

 映画『クリムゾン・ピーク』におけるギレルモ・デル・トロ監督の衣装、セット、美術、小道具、キャスティングへのこだわりの数々を、美しいコンセプトアートやスチール、インタビューと共にひもといたメイキング・ブック「クリムゾン・ピーク アート・オブ・ダークネス」が1月9日に2,500部限定で発売される。壮麗で作り込まれたビジュアル、そしてそこに織り込まれたテーマとモチーフの深さに圧倒される、デル・トロファン必携の一冊だ。

 『クリムゾン・ピーク』は、デル・トロ監督自ら、これまで手掛けた作品の中で最も美しい映画と自負するゴシックロマンス。準男爵の称号を持つ実業家のトーマス(トム・ヒドルストン)と恋に落ちてイギリスに渡り、トーマスの姉のルシール(ジェシカ・チャステイン)と3人でクリムゾン・ピーク(真紅の山頂:赤粘土で大地が真紅に染まることからこう呼ばれる)にある彼らの屋敷「アラデール・ホール」で暮らしはじめたイーディス(ミア・ワシコウスカ)が、亡霊も姿を現す屋敷の恐ろしい秘密を知っていくさまを描く。

 そんな『クリムゾン・ピーク』の妖しく美しい世界を掘り下げた本著。生まれた日、両親の関係、幼き日の思い出など、映画で直接語られることはない登場人物の詳細な“履歴書”から、色彩豊かな衣装、恐ろしくも美しいアラデール・ホールの間取りや設計図、「イーディスの母の幽霊」「母の墓の形」「屋敷の廊下のアーチ」の三つの形を類似させることをデル・トロ監督が当初から想定していたことがうかがえる彼のノートにあった図などが掲載されている。

 また、デル・トロ監督はイーディスを蝶、ルシールを蛾と見なしており、壁紙、床の模様、衣装、椅子の形などに「蝶と蛾」のシンボルがさりげなく入っていること、壁紙や小道具をさらによく見れば「FEAR(恐怖)」という言葉がデザインとして至る所にちりばめられている(ドレスの裾のボタンという通常見えない場所にも)こともビジュアルと共に解説。蛾の形の椅子一つを取ってみても、屋敷にとらわれたイーディスを小さく見せるため、基本のものよりわざと30%大きくした椅子を使っているシーンもあるといい、デル・トロ監督のこだわりの仕事ぶりに圧倒される。(編集部・市川遥)

メイキング・ブック「クリムゾン・ピーク アート・オブ・ダークネス」は1月9日に DU BOOKS が発売 税込み:4,104円
映画『クリムゾン・ピーク』は1月8日より全国公開


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