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アカデミー賞を変えられるか?黒人監督作やX JAPAN作品が受賞!サンダンス映画祭(1/2)

アカデミー賞を変えられるか?黒人監督作やX JAPAN作品が受賞!サンダンス映画祭
奴隷反乱を描き審査員大賞を受賞した映画『ザ・バース・オブ・ア・ネーション(原題) / The Birth of a Nation』 - 画像はサンダンス映画祭より提供 - (C)Elliot Davis

 世界最大のインディペンデント映画の祭典、第32回サンダンス映画祭の結果が現地時間1月31日に発表され、黒人俳優であるネイト・パーカーの初長編映画監督作品『ザ・バース・オブ・ア・ネーション(原題) / The Birth of a Nation』が、ドラマ(アメリカ国内)部門の審査員大賞と観客賞を受賞。また X JAPAN のドキュメンタリー映画『We Are X』がワールドシネマドキュメンタリー部門の審査員特別編集賞を受賞するなど、白人ばかりがノミネートされたとして人種の多様性が問題視されているアカデミー賞と比較すると、実に多様性のある結果となった。

 『リリィ、はちみつ色の秘密』『フライト・ゲーム』などのネイトが初監督を務めた『ザ・バース・オブ・ア・ネーション(原題)』は、1800年代のバージニア州を舞台に、アメリカ史に残る奴隷反乱(ナット・ターナーの反乱)を起こしたナット・ターナーに着目して描いたドラマ作品。『コードネーム U.N.C.L.E.』のアーミー・ハマーや、『エルム街の悪夢』のジャッキー・アール・ヘイリーなどの著名な俳優陣も出演している作品でもあるが、何よりもメッセージ性やドラマ性が高く評価され、フォックス・サーチライトがサンダンス映画祭史上最高額となる1,750万ドル(約21億円・1ドル120円計算)で配給権を獲得したとDeadline.comや The New York Times などが報じている。

 サンダンス映画祭で過去に審査員大賞と観客賞をダブル受賞した作品には、第87回アカデミー賞の作品賞にノミネートされた『セッション』などがあり、『ザ・バース・オブ・ア・ネーション(原題)』も来年度のアカデミー賞で主要部門にノミネートされる可能性は十分に考えられる。以前黒人奴隷をテーマにした『それでも夜は明ける』は、第86回アカデミー賞で作品賞を受賞した。

 先日第88回のノミネーションを公表したアカデミー賞を主催する米映画芸術科学アカデミーは、多様性の欠如の批判を受け、2020年までに女性や黒人など少数派のアカデミー賞選考メンバーの数を現在の2倍にするなど組織の改革を約束している最中。それだけに来年、本作をどのように検討するのかに注目が集まることだろう。(編集部・井本早紀)

主な受賞結果は以下の通り

■審査員大賞
ドラマ(アメリカ国内)部門:『ザ・バース・オブ・ア・ネーション(原題)』 ネイト・パーカー監督
ドキュメンタリー(アメリカ国内)部門:『ワイナー(原題) / Weiner』 ジョシュ・クリエイグマン監督、エリース・ステインバーグ監督
ドラマ(ワールドシネマ)部門:『サンド・ストーム(英題) / Sand Storm』(イスラエル)エリート・ゼクサー監督
ドキュメンタリー(ワールドシネマ)部門:『ソニタ(英題) / Sonita』(ドイツ、イラン、スイス)ロクサラ・グレアム・ミガミ監督


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