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エイドリアン・ブロディ、写真家だった母親との思い出

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エイドリアン・ブロディ

 映画『戦場のピアニスト』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したエイドリアン・ブロディが、新作『マンハッタン・ナイト(原題) / Manhattan Night』について、5月16日(現地時間)にニューヨークのAOLのイベントで語った。

 本作は、ニューヨークのタブロイド記者ポーター(エイドリアン)が、ある日パーティーで出会った魅力的な美女キャロライン(イヴォンヌ・ストラホフスキー)から、不審な死を遂げた映画監督の夫の調査を依頼され、夫が残したビデオを見てほしいと頼まれたことから、危険な罠にはまっていくというスリラー作品。コリン・ハリソンの「マンハッタン夜想曲」を、ブライアン・デキュベリス監督が映画化した。

 出演経緯について「素晴らしい点が三つあった。一つは主人公の記者の観点で描いたストーリー構成がなされていたこと。二つ目は、現代は携帯で情報が得られる中で、調査報道の新聞記者という設定自体が過去であり、そんな過去にしがみつきながら、現代への憧れがブライアンの脚本にはうまく表現されていたこと。そして三つ目は、ニューヨークの街自体がキャラクターのように描かれていたことだ」と語った。

 調査報道の新聞記者について「彼らは文学的職人としての技能に誇りを持っている。主人公のポーターも、そんなジャーナリズムを望んでいて、クリエイティブな観点から(読者に)ストーリーを伝えようとしている。彼は調査報道記者として真実を追求しながら、ニューヨークの街全体を(感覚で受け止め)把握しコラムを執筆していて、それ自体がノワール文学のようなものなんだ」と述べた。

 今作に出演するにあたって、調査報道やフィルムノワールを描いた映画を参考にしたのか。「僕の母はヴィレッジ・ヴォイスの写真家だった。当時のヴィレッジ・ヴォイスは本当に素晴らしい新聞で、素晴らしいライターや良い内容のコラムが掲載され、ニューヨークで際立ったことが記されたリベラルな新聞だった。当時、ベビーシッターを雇っていなかった母は僕を連れて(ジャン=ミシェル・)バスキアなどの芸術家の写真を撮っていた。彼女のニューヨークを通した観点や解釈が、今僕が選択する役柄に影響を及ぼしている」と明かし、中でも6、7歳の頃にティモシー・リアリー(幻覚剤による人格変容の研究を行った人物)に出会ったことをよく覚えているそうだ。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)


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