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美女が目ん玉ほじくる!エロとグロが完全融合

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目ん玉ちょうだい?…ギャー!
目ん玉ちょうだい?…ギャー! - (C) 2016 Arrete Ton Cinema, Stance Company

 ピンク四天王の一角、佐藤寿保監督がメガホンを取った映画『眼球の夢』の予告編が公開され、美女が眼球を探して街をさまよう、エロとグロが融合している映画の一部が明らかにされた。

 1990年代に、瀬々敬久佐野和宏サトウトシキ監督らとともに「ピンク四天王」と称された鬼才・佐藤監督がメガホンを取った本作。生き別れた眼球を見つけるためにヒロイン・麻耶は“魔都TOKYO”を当てもなく歩いていた。そこに麻耶のドキュメンタリー映画を作ろうと彼女の姿を記録する脳神経外科医と、麻耶の眼球を狙う黒ずくめの眼球コレクターが現れる。3人が一つの線として結ばれた時、血の惨劇が幕を明けて……。

 あらすじを聞くと思わず耳をふさぎたくなる映画だが、予告編は思わず目を閉じたくなる内容。美女ならばなんでも許される風潮の昨今だが、眼球を集める美女は到底許すことはできない。艶麗(えんれい)な肉体で眼球取り出し用の器具で被害者の顔をほじくる様はまさに阿鼻叫喚(あびきょうかん)。色彩豊かな映像とともにアヤシイ人物が次々と登場して空前絶後の脳髄ゲームが繰り広げられている。

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 暴走する狂気への忍耐映画と認識されかねない本作について作家の岩井志麻子は「初めて観たときは、なんて難しくて怖くて暗いエロ映画だと驚いたが。二度、三度と見返してみれば、とてもシンプルに優しくて美しい愛の映画だと感動できた」(原文ママ)とコメント。

 また、イラストレーターのみうらじゅんは「エロは宇宙だ。その拡大な世界には様々なジャンルのエロが存在する。人生とはそれを捜す旅。『どんな気がする?』と、考えること也。グッときた人にはまた新しい世界が待っている」(原文ママ)と紹介している。(編集部・海江田宗)

映画『眼球の夢』は7月よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

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