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「ガンダム」富野由悠季の辛口批評!阪本順治監督もタジタジ

「ガンダム」富野由悠季の辛口批評!阪本順治監督もタジタジ
阪本監督&富野監督

 人気アニメ「機動戦士ガンダム」の富野由悠季監督が25日、有楽町スバル座で行われた『団地』大ヒット記念トークショーに来場、“富野節”での批評を連発し、阪本順治監督をタジタジにさせた。

 『顔』の藤山直美と阪本監督がおよそ16年ぶりにタッグを組んだことで話題の本作。この日は大ヒット記念ということで、内容に深く突っ込んだネタバレオッケーのトークショーとなった。富野監督×阪本監督という異色の組み合わせは、阪本監督が『亡国のイージス』を撮影した際に、原作者の福井晴敏を通して富野監督と知り合ったことがきっかけだという。当時を振り返り、「実は富野先生がいかに偉いかを知らずに、酔っ払ってキスしてしまいごめんなさい」と懺悔(ざんげ)する阪本監督に対し、富野監督も「あんな世間知らずの人が監督しているから、こんな変な映画を作るんだよね」と憎まれ口をたたくなど、気心知れた様子の2人。

 「アニメの編集の場合、フィルムの一コマ、二コマという感覚での間合いで勝負してきた」と切り出す富野監督は、これまでの阪本監督の過去作品を観るたびに、「あそこは6コマ遅かったな」等々、編集のタイミングについてしばしば指摘し続けてきたという。その甲斐あってか、この日の富野監督は「確かに実写の編集は難しいんだけど、そういう意味でこの映画の編集はとてもきれいだし気持ちよかった」と褒めてみせる。しかし、話の流れで結局は「でもクライマックスの○○のシーンは8コマ早かったな」と指摘してしまう始末。

 また、団地を舞台にした人情ドラマかと思わせておいて、SF的展開に至る本作。「今まで僕の作品を観ていた人からは、急にSFをやるなんてどうしたの? と言われるんですが、僕としては一番自分らしい作品を作ったつもりなんですよ」と阪本監督。続けて「これから空想小説の方に向かっていいでしょうか?」とお伺いを立てると、富野監督は「団地の映画ではなく、逆にそっち(SF)を売りにするならば、今のやり方ではダメだという技術論があります」とキッパリ。そのままイベントの終了予定時刻を過ぎても、クライマックスの具体的なシーンをあげながらアドバイスを送り続ける富野監督に、阪本監督はすっかりタジタジ。阪本監督は「富野監督の映画講座、ありがとうございます」と締めくくり、一同は笑いに包まれた。(取材・文:壬生智裕)

映画『団地』は有楽町スバル座、新宿シネマカリテほか全国公開中


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