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少年ジャンプと映画界の共通点とは?『バクマン。』大根仁監督が明かす

少年ジャンプと映画界の共通点とは?『バクマン。』大根仁監督が明かす
「週刊少年ジャンプ」の編集者に会って感じたこととは……大根仁監督

 映画『バクマン。』について大根仁監督が、7月17日(現地時間)ニューヨークのジャパン・ソサエティーで開催されたイベント「ジャパン・カッツ!」で語った。

 高い画力を持つが、将来の展望もなく毎日を過ごしていた高校生の真城最高(佐藤健)は、ある日クラスメイトの漫画原作者を志す高木秋人(神木隆之介)から一緒に漫画家になろうと誘われる。最初は断っていた真城だが、声優志望の女子生徒、亜豆美保(小松菜奈)への恋心や亡くなった漫画家の叔父(宮藤官九郎)の思いを胸に、プロの漫画家になることを決意し、「週刊少年ジャンプ」連載を目標に奮闘していく。原作・大場つぐみ、作画・小畑健の漫画を映画化。

 監督はどんな漫画を読んでいたのか。「僕が一番熱中したのは小学校5年から中学にかけてで、1979年~1982年くらいですね。当時は、自分の周りにも漫画を読んでいる友人はたくさんいましたけど、小学生だからお小遣いが少ないので、買える雑誌も限られていました。80年代以降は『ジャンプ』の一人勝ちでしたが、僕が読んでいた頃は『(週刊少年)マガジン』、『(週刊少年)サンデー』なども面白くて、子供なので興味がいろいろな雑誌に移っていました。でも、僕が『ジャンプ』にハマっていた時期は、ちょうど『Dr. スランプ』が始まった頃でした」と振り返った。

 実際に「ジャンプ」の編集者に会って驚いたことはあるのだろうか。「驚いた部分もあるし、映画の世界に似ている部分もあります。真城と高木を担当する山田孝之演じる編集者の服部は、僕にとっては映画プロデューサーです。映画プロデューサーも『バクマン。』のように企画を出して、脚本(作品)を作らせて、上層部に提出しますが、制作を決定するその上層部の会議には参加できません。その点が、映画も漫画も似ていると思いました」と共通点があるようだ。

 原作と異なる部分があることへの懸念は「原作通りにやるならば、映像作家をする意味はありません。漫画と映画は媒体が違います。漫画は紙の上に書かれたキャラが動いているもので、映画は生身の人間が演じるというところで、その表現方法が全く違います。だからやるべきことは、原作の中でどこが映像に向いているのか、それをピックアップして、いかに再構築していくかだと思います」と語る通り、音楽の使い方やCGを駆使したやり方は大根流の演出に見えた。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)


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