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新入生シゴキで人の肉の味に目覚めてしまった可憐な少女…フランス発の食人映画は過激かつスタイリッシュ!【第41回トロント国際映画祭】

新入生シゴキで人の肉の味に目覚めてしまった可憐な少女…フランス発の食人映画は過激かつスタイリッシュ!
新入生全員、血をぶっかけられる! - Courtesy of TIFF

 現地時間12日、ベジタリアンの可憐な少女が全寮制の獣医大学に入ったことで食人に目覚めていくさまを過激かつスタイリッシュに描いた映画『ロー(原題) / Raw』が第41回トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門で上映された。同部門では名前の通り、連日深夜0時から世界のマッドな映画を上映している。

 その獣医大学では新入生シゴキが行われており、主人公のジャスティンも上級生より先に寝てはいけないと部屋のマットレスを窓から捨てられて下着姿のままパーティーに参加させられたり、伝統と称して頭から血をかぶせられたり、生肉を食べさせられたり……。生肉の味を覚えて猛烈な空腹感にさいなまれるようになったジャスティンの姿はおかしくもグロテスクだが、家族や学校といったシステムの中で人間がどう変容しアイデンティティーを形成していくかがテーマの驚くほど上質な(でもやっぱりマッドな)作品となっている。

 ロングヘアに高いヒール、黒のドレスからは美脚をのぞかせ優雅にQ&Aに登壇したジュリア・ドゥコノ監督は、そんなマッドな作品からは想像もできない美人ぶり。「ミッドナイト・マッドネス部門のことをよく知る人から言われたの。君は舞台あいさつで観客を混乱させられるぞ、って。この部門の監督は普通、もっと毛むくじゃらの男性たちだから」と語って喝采を浴びた。

 初めて観たホラー映画は『悪魔のいけにえ』で、当時6歳だったものの全く怖いとは思わず逆に惹きつけられ、デヴィッド・クローネンバーグ監督から多大な影響を受けたというドゥコノ監督だけあって、Q&Aでも「最初は医大を舞台に考えていたんだけど、それじゃ成立しなかった。だって夜にモルグ(死体安置所)に下りていってパクっと食べればいいだけなんだもの」「特殊効果の撮影の日はサマーキャンプに戻った気がした。みんなで指を食べてみたりして(笑)」と怖いことをさらりと言ってのけ、会場を魅了した。(編集部・市川遥)

第41回トロント国際映画祭は現地時間18日まで開催


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