退出者続出!ボディホラー版シンデレラ『アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし』公開決定

童話「シンデレラ」をモチーフにした北欧発のゴシック・ボディホラー映画『The Ugly Stepsister(英題)』の邦題が、『アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし』に決定し、2026年1月16日(金)より公開される。
【動画】『アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし』予告編
「シンデレラ」に登場する意地悪で醜い義姉妹の一人を主人公にした本作は、暴走する美への執着と狂気を、現代社会にも通じるルッキズム風刺とともに描くボディホラー作品。招待された舞踏会で憧れの王子の妃に選ばれるため、恐怖や激しい痛みを伴う身体改造に挑む主人公のエルヴィラを演じるのは、子役からキャリアをスタートさせ、モデルとしても活躍するリア・マイレン。本作が長編映画デビュー作となるエミリア・ブリックフェルト監督は、『ザ・フライ』(1986)、『裸のランチ』(1991)などで知られるデヴィッド・クローネンバーグ監督から強い影響とインスピレーションを受けたという。今年のサンダンス映画祭ミッドナイト部門でプレミア上映されると、グロテスクな描写で退出者が続出し、第29回富川国際ファンタスティック映画祭ではグランプリと観客賞を受賞。そして、今年の第58回シッチェス・カタロニア国際映画祭のコンペティション部門にノミネートされている。
今回公開された予告編では、ショッキングピンクの画面に「あなたは感じたことありますか? 自分は劣等で、無価値で、臆病で、孤独で、愛されず、醜いと。醜いと。醜いと」という問いが投げかけられる。そして「だがその鼻は…」「どうすれば」「削りましょう」という恐ろしいセリフと叫び声が続く。
また、キービジュアルは、「王子様はわたしのもの」というコピーとともに、強い意志を感じさせる主人公エルヴィラのまなざしが印象的だが、果たして彼女が見つめるのは? 新宿ピカデリーほかで全国公開予定。(北山郁)


