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『君の名は。』の新海監督、おじさんなのになぜ女子高生の気持ちが分かる?にショック(1/2)

『君の名は。』の新海監督、おじさんなのになぜ女子高生の気持ちが分かる?にショック
『君の名は。』を製作するにあたり自身が影響を受けた作品などを語る新海監督

 映画『君の名は。』の新海誠監督が現地時間9日、韓国で開催中の第21回釜山国際映画祭でトークイベントを行った。司会を務めたのが新海監督と旧知の仲であるアニメーション「ウルフ・ダディ ~パパが必要なの~」のチャン・ヒョンユン監督とあって、青春時代の恋の思い出から製作スタイルまで、リラックスムードで約50分に渡って語りつくした。

 まずチャン監督から『君の名は。』について、村上春樹の小説「ノルウェイの森」の影響が感じられることを指摘されると、新海監督は「僕は高校生の時に初めて『ノルウェイの森』を読んだのですが、正直、よくわからなかったんですね」と告白。続けて「読んだ人には分かると思いますが、ちょっとセクシャルな描写がたくさんあるんです。高校生の時はそこだけ読んでました」と打ち明け、会場の笑いを誘った。

釜山国際映画祭
旧知の仲という新海監督(右)とチャン監督

 しかし大学生になって改めて小説を手にし、物語に魅了され、繰り返し読むようになったという。新海監督は「僕と村上氏が何か共通しているとすれば、村上氏も初期の小説は比較的散文に近く、ある時以降から物語作家になっていったと思います。振り返れば僕も似たルートをたどってきていて『秒速5センチメートル』(2007)は散文的な作品だったと思いますが、徐々に物語の構造に興味が出てきて『君の名は。』のような作品になったと思います」と分析した。

 また、『君の名は。』はさまざまなアニメや映画との関連性を取りざたされることを意識してか、新海監督は「今回は(自分が影響を受けた)いろんな作品を参考にしたんです。パッチワークというと恥ずかしいのですが。でも、そういうことを続けて行くうちに自分の表現を発見できた。なので『君の名は。』は自分の作品だといえる内容になったと思います」と胸を張った。

 日本で138億円を突破した記録的な興行成績(配給調べ)はここでも話題に。それに合わせて新海監督への注目度も高まっているが、日本のテレビ番組で女子高生と共演した際、「監督は40歳を超えたおじさんなのに、なぜ女子高生の気持ちが分かるんですか?」と尋ねられてショックを受けたというエピソードを話すと、会場は大爆笑に包まれた。

 新海監督は「その時は、物語を作る人というのは女子高生の気持ちを想像するんですと答えました。でもそれだけではなく、自分が女の子に告白してうまく行かなかった時の痛みとか、一緒に下校することになって楽しかった時の感情が、今でも心の中に残っているのだと思います。なので今の生活している時の感情そのものが、将来のとても大事な宝物になると思うんです」と説明。


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