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庵野秀明『シン・ゴジラ』流行語大賞とっても出席しない 感謝しつつも辞退

自身の立ち上げた株式会社カラーが10周年を迎えた庵野秀明監督
自身の立ち上げた株式会社カラーが10周年を迎えた庵野秀明監督

 アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズなどの庵野秀明監督が22日、ラフォーレミュージアム原宿で明日から開催される「株式会社カラー10周年記念展」のマスコミ向け内覧会に出席した。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ新作の制作状況について聞かれた庵野監督は「頑張っています」と苦笑い。さらに公開時期について質問が飛ぶと「うちの会社だけじゃなく、配給会社とのツメもあるので、わからないです」と明言を避けた。

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 展示会のタイトルは「~過去(これまで)のエヴァと、未来(これから)のエヴァ。そして現在(いま)のスタジオカラー。~」と副題が付けられており、庵野監督は「うちの代表作なので、展示会をやるとなれば、中心になります。タイトルにはこれからのエヴァもスタジオカラーが作っていくという意味が込められています」と明かす。

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 会場には、初めて公開されるエヴァの原画など貴重な展示物が多数公開されており、「原画はアニメの動きのもとなので、シルエットの見え方や、顔の位置などが計算されているんです。作品の原点に触れていただければ」と見どころを語った。

 会場の一部には、今年大ヒットを記録した『シン・ゴジラ』に登場するゴジラの第二形態、第三形態の雛形が展示されているコーナーもあるが「(ゴジラの形態変化を)思いついたのは、単純に変化したほうがビジュアルとしても映画としても面白いと思ったから。東宝さんは『それはゴジラじゃない』と最初反対していたのですが、苦労して説得したんです」と裏話を披露した。

 そんな『シン・ゴジラ』は先日「2016年ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネート。庵野監督は「ありがとうございます」と感謝しつつも、受賞した場合「僕は(授賞式には)出ません。東宝の人がいけばいい」と断言していた。(磯部正和)

「株式会社カラー10周年記念展 ~過去(これまで)のエヴァと、未来(これから)のエヴァ。そして現在(いま)のスタジオカラー。~」は11月23日~30日にラフォーレミュージアム原宿で開催 入場料金:500円(税込み)

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