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『ハリポタ』原作者、脚本家としての実力はどうだったのか?

『ハリポタ』原作者、脚本家としての実力はどうだったのか?
キャストに囲まれたJ・K・ローリング - (C) 2016 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C) JKR.

 映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』のデヴィッド・イェーツ監督とプロデューサーのデヴィッド・ハイマンが取材に応じ、同作で脚本家デビューを果たしたJ・K・ローリング(「ハリー・ポッター」シリーズ)の“脚本家としての実力”について語った。

 のちにホグワーツ魔法学校の指定教科書となる「幻の動物とその生息地」の著者である魔法動物学者ニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)を主人公にした本作は、映画『ハリー・ポッター』の新シリーズという位置付け。5部作のオリジナル脚本をローリングが書き下ろすことになっている。

 イェーツ監督は「もともとずば抜けた才能があるばかりでなく、書いている間にさらに才能が磨かれていった。彼女は脚本を書きながらすごい速さで学んでいったんだ」とローリングが映画脚本のスタイルにもすぐに対応したと証言。何より執筆スピードが信じられないほど速いといい、『ハリー・ポッター』シリーズに加え、『ゼロ・グラビティ』などを手掛けてきたハイマンも「数週間前に第2弾の草稿を見せてもらったときは11ページのアウトラインだったんだけど、2日後には何と102ページ分も書いてしまったんだよね」と心底驚いたというように笑う。

デヴィッド・ハイマン、J・K・ローリング、デヴィッド・イェーツ監督
撮影現場でのハイマン、ローリング、イェーツ監督

 そしてローリングがほかのどの脚本家よりも熱心に多くの書き直しをするというのも、特筆すべき点だ。イェーツ監督は「彼女は本物の作家で、書くことが心から好きなんだ。脚本家にとっては普通、書き直しを続けるというのは非常に苦痛に感じる作業。すごく長い時間がかかるから疲弊するしね。だけどジョー(ローリングの愛称)はとにかく書き直し、書き直し、書き直しを続ける。彼女は本当に優れた脚本家だよ」とたたえた。実際、ローリングの豊かなイマジネーションの世界がそのまま落とし込まれた本作の脚本は、魔法界に身を投じたようなワクワク感や繊細なキャラクター描写のみならず、映画的なビジュアル表現に至るまでシリーズ屈指となっている。

 そこにはプロデューサーの一人として本作に参加した、『ハリー・ポッター』シリーズ7作の脚本家であるスティーヴ・クローヴスの貢献もあったといい、「彼はジョーの世界を内面的にも外面的にも理解している人で、キャラクター、作品のトーン、それらを構成する要素に関しても素晴らしいアイデアと洞察力を持った人。今回も脚本を書く過程からたくさん手伝ってくれた。例えば、脚本の初稿は少し曖昧で、2稿目は少し緊迫感がありすぎた。彼が、ジョーと僕にそれを教えてくれたんだ。どのように微妙に変えていけばちょうど良いトーンになるのかということをね」とイェーツ監督。素晴らしい想像力に恵まれているだけでなく、貪欲に学び、クリエイトし続けるということを愛するローリングの姿勢は脚本家にぴったりだったようだ。(編集部・市川遥)

映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は11月23日より全国公開


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