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「スター・トレック」ファン映画、示談が成立

写真は映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』より
写真は映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』より - CBS via Getty Images

 ファンがクラウドファンディングで製作費を集めて作った「スター・トレック」のファン映画をめぐり、米パラマウント・ピクチャーズと米CBSスタジオが著作権侵害で訴えていた裁判で示談が成立したとDeadlineなどが報じた。

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 短編「プレリュード・トゥ・アクサナー(原題) / Prelude to Axanar」と長編映画『アクサナー(原題) / Axanar』を製作したアレック・ピータースとアクサナー・プロダクションズは、両作品がパラマウントとCBSの許可を得ていなかったこと、両作品が著作権法において、パラマウントとCBSの許容範囲を超えたものであることを認めることで合意したという。

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 また、『アクサナー(原題)』を封切る前に、最終バージョンに大掛かりな変更をすること、将来的に制作するファン映画は2016年6月にパラマウントとCBSが発表した二次創作ガイドラインに沿うことにも合意したそうだ。

 これまでファンの二次創作には寛容だったパラマウントとCBSだが、訴訟を起こした背景には、『アクサナー(原題)』がクラウドファンディングで約120万ドル(約1億3,800万円)を集めた本格的な作品だったことが脅威だったからだと言われている。また、これまでの「スター・トレック」では描かれたことがないクリンゴン帝国と惑星連邦の4年戦争と呼ばれる期間を取り上げていることも理由ではないかとの憶測がある。ファンの間では新シリーズ「スター・トレック:ディスカバリー(原題) / Star Trek: Discovery」が同じ題材だから行動に出たのではないかとうわさされているようだが、新作のストーリーが不明のため真相は明らかではない。(1ドル115円計算)

 「スター・トレック」の二次創作ガイドラインには1作品が15分以内、製作費を募っても5万ドル(約575万円)が上限、ユニフォームや小道具は公式グッズを使用するなど、かなりの制限が設けられており、今後、長編の製作はできなくなっている。(澤田理沙)

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