棚橋弘至、プロレス絵本映画化で悪役レスラーに!寺田心と父子役
悪役レスラーの父親と息子の関係を描いた人気絵本「パパのしごとはわるものです」「パパはわるものチャンピオン」(作・板橋雅弘、絵・吉田尚令、岩崎書店)の映画化が決定した。新日本プロレスのエース・棚橋弘至が主人公の悪役レスラー“ゴキブリマスク”こと孝志役で主演。息子の祥太役を人気子役の寺田心が、妻・詩織役を木村佳乃が務める。
人気レスラーとして活躍するも、ケガや世代交代の波には勝てず、悪役レスラーとして戦う孝志。「悪者がいないと、エースが活躍できないだろ?」とは言うものの、ふとしたことでそれを知った息子の祥太は、学校の友だちが嫌うゴキブリマスクが自分の父であることを自慢できない。しかし、懸命に戦う父の姿はだんだんかっこよく見えてきて……。日々の戦いの中で息子を思う父の親心を描く感動作の映画化に、ドラマ「たべるダケ」などの藤村享平監督が挑む。
「新日本プロレス“100年に一人の逸材”」でもある棚橋だが、全国上映作品の主演は初。自身も2児の父であり、10年ほど長かった髪の毛もバッサリ切り「青天の霹靂とはこのことで……いや、もしかしたら思い描いていたのかもしれません。プロレスラーになりプロレスに生かされてきました。その恩返しがしたい。全エネルギーを込めて撮影中です。お楽しみに! 皆さん、愛してまぁ~す!」と意気込む。
一方の寺田は、本作出演を前に初めてプロレスを観戦したといい「パパ役の棚橋さんがすごくカッコよくてファンになってしまいました!! 皆さんと一緒に撮影頑張っています。祥太の小さな心の変化を大切に演じたいと思います」とコメント。「今回は、監督はじめ 棚橋さんも私より若いのです……」という木村も「しっかり棚橋さんを支えようと思います!」と語っている。
撮影は9月中旬までで年内の完成を予定。来年の公開を目指しており、原作者の板橋は「棚橋弘至選手が、ゴキブリマスクになるとは!」とうれしい悲鳴と共に「原作者もびっくりのキャスティングですが、逸材エースが演じる哀愁のぼろぼろヒール&パパの姿も、ファンなら絶対愛せま~す!!」と期待をかけている。(編集部・入倉功一)